トット・ピピッチは相手も速攻に?旧枠DM-08とコッコの使い分け

平成コレクション

トット・ピピッチ / DM-08

その応援、
相手にも届いています。

トット・ピピッチの3マナ。
ドラゴンが走り出す日、小鳥の出番を考える。

5ターン目までを追う →

ドラゴンを出した。大きい。格好いい。でも、攻撃は次のターンから。この待ち時間をなくしてくれるのが、トット・ピピッチです。ところが能力をよく読むと、応援しているのはこちらのドラゴンだけではありません。相手の切り札まで走り出す、なかなか気前のよい小鳥です。

ここではDM-08までのカードを使い、コッコ・ルピアとの違い、5ターン目のボルメテウス、攻撃する順番を考えます。手札や相手の場を決めた説明用の盤面であり、実際の大会で起きた試合の記録ではありません。

DM-08のトット・ピピッチは3マナ、1000

トット・ピピッチ DM-08 51/55の旧枠カード
画像・能力:タカラトミー公式 DM08-051

火文明、コスト3、パワー1000、コモンのファイアー・バードです。場にいる間、ドラゴンすべてがスピードアタッカーを得ます。スピードアタッカーを持つクリーチャーは召喚酔いしないので、出したターンから攻撃できます。

この能力の範囲は自分と相手の両方です。公式Q&Aでも、相手が召喚したドラゴンに働くと確認できます。出たときに一度だけ配る能力ではなく、トットが場にいる間の効果です。後から出てきたドラゴンにも働きます。

コッコは支払いを軽くする。トットは待ち時間をなくす

コッコ・ルピア DM-06 62/110の旧枠カード
公式 DM06-062。同じ3マナの鳥でも、仕事が違います。

コッコ・ルピアは自分のドラゴンの召喚コストを2少なくし、2より小さくはしません。7マナのボルメテウス・ホワイト・ドラゴンなら5マナで召喚できます。一方、コッコだけではスピードアタッカーにならないので、出したターンの攻撃は待ちます。

トットだけがいる場合は、ボルメテウスの支払いは7マナのまま。その代わり出したターンから攻撃できます。両方が場にいれば、5マナで召喚し、そのターンに攻撃する動きができます。安く出す能力と、早く攻撃する能力を、別のカードが担当しているわけです。

ただし、2体の小鳥を出すのにもカード2枚と、それぞれ3マナが必要です。場が空の状態で「ボルメテウスを5マナで速攻」とだけ数えると、その準備を丸ごと忘れてしまいます。同じターンに全部出すなら、コッコ3、トット3、軽減したボルメテウス5で、合計11マナです。

3ターン目コッコ、4ターン目トット、5ターン目ボルメテウス

先攻、初期手札5枚、1ターン目は引かず、毎ターン1枚をマナへ置きます。必要なカードと火文明の支払いを用意でき、相手が小鳥を除去したり、こちらの盾を割ったりしない条件です。最初の2ターンはチャージだけ行います。

手番 チャージ後の行動 終了時の手札/マナ
1 何も使わない 4枚/1枚
2 何も使わない 4枚/2枚
3 コッコを3マナで召喚 3枚/3枚
4 トットを3マナで召喚 2枚/4枚
5 ボルメテウスを5マナで召喚 1枚/5枚

4ターン目は引いて手札4枚、チャージして3枚、トットを出して2枚。使用していないマナは1枚残ります。5ターン目は引いて3枚、チャージして2枚、ボルメテウスを出して1枚です。5マナはすべて支払い済みですが、攻撃するためのマナを追加で払う必要はありません。

場にはコッコ、トット、ボルメテウスの3体。2体の鳥が残ったおかげで、5ターン目からボルメテウスの攻撃を狙えます。途中でコッコが消えたなら5マナでは足りず、トットが消えたなら出したターンには攻撃できません。どちらを守れているかで、同じ手札でもできることが変わります。

残り盾2枚なら、ボルメテウスから攻撃したい例

別の盤面を考えます。自分の場には前のターンからいるトットだけ。火を含む7マナと、ボルメテウスを含む手札4枚があり、相手の盾は2枚、ブロッカーはいません。メインステップでボルメテウスを7マナ召喚すると、手札は3枚。トットがいるので、この新しいドラゴンも攻撃できます。

ボルメテウスから攻撃が通ると、相手の盾2枚は手札へ戻るかわりに墓地へ置かれ、盾は0枚になります。この2枚からS・トリガーは使われません。続いて、前のターンからいるトットのダイレクトアタックが通れば勝ちです。最後の一撃を担当するのが1000の小鳥、という場面になります。

順番を逆にして、トットが先に攻撃したらどうでしょう。何もトリガーしない場合でも、盾は2枚から1枚。続くボルメテウスの攻撃で残り1枚を墓地へ送るところまでで、2体とも攻撃を終えています。W・ブレイカーの余った1枚分が、そのまま直接攻撃になるわけではありません。

さらにトットの攻撃では盾が普通に手札へ加わるので、スパイラル・ゲートなどのトリガーを使われる可能性があります。大きいほうから殴る、という暗記より、残り盾を誰が何枚処理し、誰の攻撃が最後に残るかを並べると理由が分かります。

トットが消えたら、速攻の応援も終わる

トットの能力は、場にいる間だけ働きます。公式Q&Aでは、トットが墓地に置かれると、同じターンに召喚した紅神龍メルガルスはスピードアタッカーを失うと説明されています。一度応援されたから、そのターン中ずっと残るという効果ではありません。

自分でトットを先に攻撃させ、相手のパワー2000のラ・ウラ・ギガにブロックされて破壊される例でも、応援役は場からいなくなります。その後に、今出したばかりのボルメテウスで攻撃しようとしても、ほかにスピードアタッカーを与えるものがなければ攻撃できません。

前のターンからいるドラゴンなら、トットが消えても召喚酔いによって攻撃できなくなるわけではありません。今出したドラゴンなのか、すでに1ターン待ったドラゴンなのか。場のカードを置いた順番も覚えておくと、応援役を攻撃へ回してよいか判断しやすくなります。

自分の盾0枚で、相手に7マナあるなら

こちらの盾は0枚、ブロッカーもいません。トットが場に残っていて、相手が次のターンに7マナからボルメテウスを召喚できるとします。相手のドラゴンもスピードアタッカーを得るため、そのまま直接攻撃が通ればこちらの負けです。「まだ場に攻撃役がいないから、次のターンは安全」とは数えられません。

ここで見るのは相手の手札を勝手に決めつけることではなく、使えるマナと、トットによって可能になる行動です。相手がすでにドラゴンを見せているなら、その可能性を考える材料になります。自分の攻めに役立ったカードが、相手の反撃にも役立つ。その両面を含めて、出すタイミングを選ぶカードです。

小鳥自身とワイバーンは、ドラゴンではない

トット自身はファイアー・バードなので、自分の能力でスピードアタッカーにはなりません。同じ理由で、コッコの軽減を使ってトットを1マナで出すこともできません。種族欄を見て、何を助ける能力なのかを確認しましょう。

クリムゾン・ワイバーンガトリング・ワイバーンも、種族はアーマード・ワイバーンです。大きな翼や姿が似ていても、アーマード・ドラゴンとは別。トットを並べたからといって、これらまで出したターンに攻撃できるようにはなりません。

ドラゴンの横にいた、もう1枚の主役

トット・ピピッチはDM-08「超神龍の復活」の51/55。昔のノーマルカードを整理するとき、ドラゴンの束とは別の場所に紛れているかもしれません。切り札だけを見ていた頃のデッキも、小鳥を一緒に並べると、出す順番まで思い出せそうです。

火文明の旧枠カード案内から軽い攻撃役や除去も比較できます。手元に残すカードを選んだ後、査定を希望するカードは、名前と番号、表裏の写真を添えて下のバナーからご相談ください。

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