クリムゾン・ワイバーンは味方も破壊する?旧枠DM-01のブロッカー対策

平成コレクション

クリムゾン・ワイバーン / DM-01

壁をまとめて、
吹き飛ばせ。

味方のブロッカーも、その範囲。
8マナの大技から、誰が攻める?

残るクリーチャーを確認 →

相手の場に大きなブロッカーが並び、こちらの攻撃役は渋滞中。そこで登場するクリムゾン・ワイバーンは、壁をまとめて墓地へ送ります。1体ずつ力比べをする必要はありません。ただし、その豪快さは味方にも平等です。こちらのブロッカーまで一緒にいなくなります。

8マナを払う前に、壊れる相手だけでなく、残る自分の攻撃役と守りを数えてみましょう。紙のDM-01を基本にした説明用の盤面で考えます。コッコ・ルピアの比較だけDM-06までの範囲です。実際の大会ログや、当時の最強デッキを再現した記事ではありません。

8マナ3000。見るのはパワーではなくブロッカー

クリムゾン・ワイバーン DM-01 S7/S10
画像・能力の出典:タカラトミー公式・クリムゾン・ワイバーン

DM-01版は火文明、8マナ3000のスーパーレア。種族はアーマード・ワイバーンです。登場したとき、ブロッカーを持つクリーチャーすべてを、それぞれ持ち主の墓地へ置きます。相手だけという指定はないため、自分のブロッカーも範囲に入ります。

パワーが何千以下、コストがいくつ以下、といった上限はありません。2000のラ・ウラ・ギガも、9000のグラン・ギューレも、通常はブロッカーとして同じ範囲です。ワイバーン自身の3000とバトルする処理ではないので、相手の数字のほうが大きくても問題ありません。

逆に、ブロッカーを持たないクリーチャーには、この登場時能力だけでは何も起きません。場の全部を片づけるカードではなく、ブロッカー全体を片づけるカードです。この違いが、出した後の反撃を考えるときに効いてきます。

敵の壁2体と、味方の壁1体が消えたら

自分の場にラ・ウラ・ギガ1体と、前のターンからいるアクア・ハルカス2体。相手の場にはグラン・ギューレとブラッディ・イヤリング、さらにハルカス1体がいるとします。自分は火を含む8マナを使え、手札はワイバーンを含む3枚。他に影響する能力はありません。

持ち主 クリーチャー 能力の解決後
自分 ラ・ウラ・ギガ/ブロッカー 自分の墓地へ
自分 ハルカス2体/ブロッカーなし 2体とも場に残る
相手 グラン・ギューレ/ブロッカー 相手の墓地へ
相手 ブラッディ・イヤリング/ブロッカー 相手の墓地へ
相手 ハルカス/ブロッカーなし 場に残る
自分 今出したワイバーン 場に残る

自分の場はワイバーンとハルカス2体の計3体。相手の場はハルカス1体です。自分の手札は3枚から2枚、使えるマナは0枚になります。自分の墓地にはギガ1枚、相手の墓地にはブロッカー2枚が増えます。シールドはまだ、この能力だけでは減っていません。

相手の壁は片づきましたが、こちらの壁もなくなり、相手の攻撃役は残っています。全体を壊す派手な演出に気を取られて、「もう安全」とは言えない場です。今度はこちらの攻撃が通るうちに、何をするかが大切になります。

出したワイバーンは、今すぐ最後の一撃にはならない

通常召喚したワイバーンは、そのターンは召喚酔いで攻撃できません。スピードアタッカーではありません。上の例で今攻撃できるのは、前からいたハルカス2体です。ワイバーンまで含めた3回の攻撃を予定しないようにしましょう。

相手のシールドが1枚なら、ハルカス1体目で最後の盾を割り、トリガーなどの妨害がなければ2体目で直接攻撃を狙えます。相手のブロッカーを事前に全部退けたことが、後続の小型にも効いています。

相手のシールドが2枚なら、ハルカス2体で1枚ずつ割っても、その後の直接攻撃役が足りません。相手の盾を0枚にした時点で自分の攻撃が尽きる形です。そのまま相手へターンを返すなら、残った相手のハルカスなどが攻めてくる余地があります。壁を壊せることと、そのターンに勝てることを分けて数えましょう。

タップしたブロッカーも、ブロッカーであることは変わらない

すでにブロックを終えてタップしているギガでも、ブロッカーという能力は持っています。ワイバーンが場に出たときの処理では、通常そのギガも墓地へ行きます。今ブロックできる状態かどうかと、ブロッカーを持つかどうかは別です。

反対に、攻撃できないクリーチャーが全員ブロッカーというわけでもありません。見るのは能力です。カードの向きや、何となく守り向きに見える名前だけで対象を決めないようにします。

ホーリー・スパークは相手をタップして、その場のブロックをできなくする呪文。ワイバーンはブロッカーを場から取り除くため、次の通常のアンタップで壁が起きて戻ってくるわけではありません。支払いの重さだけでなく、次のターンも壁が残るかで比べると、違いが見えてきます。

グラン・ギューレの9000にも、イヤリングの4000にも届く

天空の守護者グラン・ギューレ DM-01 9000のブロッカー
グラン・ギューレの公式カード情報

グラン・ギューレは6マナ9000で、正面からのバトルでは強い壁です。それでも、ワイバーンの能力はバトルの勝敗を使わないので、ブロッカーとして処理されます。高いパワーを持つ相手ほど、この除去の仕方の違いが分かりやすくなります。

ブラッディ・イヤリングもブロッカーなので範囲に入ります。バトルをしているわけではないため、イヤリングがバトルに勝ったか負けたかを調べる必要はありません。登場時能力で墓地へ置かれる処理です。

一方、妖姫シルフィは3000以下というパワー条件で敵味方を処理します。通常の4000のイヤリングや9000のグランは、その条件では残ります。全体除去という大きなくくりが同じでも、相手の何を見るカードなのかを比べることが大切です。

自分のギガを守りたいなら、出す順番も考える

使えるマナが9枚あり、火と光をそれぞれ払え、手札にワイバーンとギガがあるとします。先にギガを1マナで出し、その後8マナのワイバーンを出すと、今出したギガもブロッカーとして巻き込まれます。

順番を逆にして、ワイバーンの能力を先に解決し、残した光1マナでギガを出せば、そのギガは先ほどの能力には巻き込まれません。ワイバーンの能力は登場時に一度処理するもので、その後ずっとブロッカーの登場を禁止する能力ではないからです。

どちらも支払いは計9マナ、手札から使うのは2枚でも、最後に壁が残るかが違います。8マナしかない局面では後からギガを足せないので、支払いの余力がある場合の選択です。自分の守りまで崩した後に、もう一度小さな壁を置く意味が見えてきます。

ワイバーンはドラゴンではない。コッコで6マナにはならない

DM-06まで広げると、コッコ・ルピアで大物を早く出したくなる場面があります。しかし、クリムゾン・ワイバーンの種族はアーマード・ワイバーン。通常はドラゴンではないため、ドラゴンの召喚を軽くするコッコの能力は適用されません。

名前や絵から竜の仲間として眺める楽しみと、ルールで支払いが軽くなる対象は分けて確認します。コッコが場にいるから8マナが6マナになる、と予定すると召喚できません。手札に抱える重いカードほど、この2マナの見込み違いは響きます。

加速を使わず毎ターン1枚マナに置くなら、8マナへ届くのは8ターン目。青銅の鎧などでマナを増やす場合も、途中で置くカードがあり、相手の攻撃を受け切れることが前提です。手札のワイバーンを出すまでに何を守り、出した後に誰で攻めるかを、一つの流れで考えます。

S7/S10を見つけたら、ブロッカーの並びも思い出す

今回の初期版の番号はS7/S10です。手元のカードは番号と状態を確認し、弾別一覧昔のデュエマ辞典から同時期のカードも読んでみてください。ワイバーンの見せ場は、相手がどんな壁を並べていたかとセットで思い出すと鮮やかになります。

売却や整理の相談は、表裏の写真と枚数を添えて買取相談フォームへ。強い壁をまとめて退ける1枚と、その後に駆け込む小型たち。大技だけでなく、最後の一撃を担う仲間までそろって、攻撃の渋滞は解消します。

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