さっきまで1枚ずつ盾を割っていた小型クリーチャーが、突然そろって2枚ずつ割り始める。スネークアタックの面白さは、この急な変化です。派手な進化クリーチャーを出さなくても、並べておいた仲間が一斉に決着を狙う姿へ変わります。
ただし、自分の盾も1枚墓地へ。さらに、盾を全部割る攻撃と、勝利のための直接攻撃は別に必要です。ここではDM-03までのカードを使う手動の検討例で、必要な攻撃役、残る盾、トリガーで止まる分岐を数えます。昔の対戦を再現した記録ではなく、盤面を指定した戦術の比較です。

4マナで味方にW・ブレイカー。自分の盾は1枚墓地へ
スネークアタックは闇文明、コスト4、コモンの呪文です。唱えた時に場にいる自分のクリーチャーすべてへ、そのターンの間W・ブレイカーを与えます。闇のクリーチャーだけを強化するわけではなく、火や自然の仲間にも使えます。
その後、自分のシールドが1枚以上あれば、裏向きのまま1枚選んで墓地へ置きます。失う盾は手札に加わらないため、そのカードがデーモン・ハンドでもS・トリガーとして使えません。攻撃の準備と引き換えに、自分の守りを削る呪文です。
また、この呪文自体にもS・トリガーはありません。相手に割られた盾から手札へ来たら、通常は次の自分のターンに4マナを払って使う候補になります。盾に入っていれば今の攻撃を止めてくれる、という種類のカードではありません。
相手の盾4枚。ボーグ2体で割り、最後の1体で決着
自分の4ターン目、通常のチャージ後に使えるマナが4枚あり、闇の支払いもできるとします。手札はスネークアタックを含む3枚、自分の盾は2枚。場には前のターンから残る不死身男爵ボーグ2体と凶戦士ブレイズ・クロー1体がいて、全員アンタップしています。
相手は盾4枚、手札2枚で、ブロッカーはいないものとします。割る盾に使えるS・トリガーもなく、ほかの妨害もない条件です。まずスネークアタックを唱え、ボーグ2体から順に攻撃します。
| 行動 | 自分の手札 | 自分の盾 | 相手の盾・手札 |
|---|---|---|---|
| 4ターン目の開始条件 | 3枚 | 2枚 | 盾4・手札2 |
| スネークアタックを唱える | 2枚 | 1枚 | 盾4・手札2 |
| ボーグAが2枚ブレイク | 2枚 | 1枚 | 盾2・手札4 |
| ボーグBが2枚ブレイク | 2枚 | 1枚 | 盾0・手札6 |
| ブレイズ・クローが直接攻撃 | 2枚 | 1枚 | 攻撃が通れば勝利 |
4マナは呪文の支払いに使い切っています。3体はこのターンに新しく出したのではなく、すでに残っていた攻撃役です。ブレイズ・クローの攻撃義務は、必ず最初に攻撃するという意味ではありません。ここではボーグ2体の後に攻撃しています。
相手の手札は盾から増えて6枚になりますが、通常のターンを迎える前に直接攻撃が通れば決着です。相手へカードを渡してでも、今の攻撃回数で勝ち切る。その判断を形にする1枚です。
盾5枚なら3体で足りる? 最後の直接攻撃を忘れない
同じ3体がW・ブレイカーになっても、相手の盾が5枚なら、1体目で5→3枚、2体目で3→1枚、3体目で1→0枚です。3体とも攻撃し終わっており、直接攻撃をする仲間が残りません。盾をすべてなくしただけでは、まだ勝利になりません。
妨害がなく、各クリーチャーが1回ずつ攻撃する条件なら、盾5枚には4体、盾4枚には3体が必要です。盾2枚なら2体、盾1枚でも2体です。W・ブレイカーで余分に割れるはずだった1枚分を、直接攻撃へ繰り越すことはできません。
相手の盾が1枚なら、通常の1枚ブレイクでも最後の盾を割れます。すでに2体の攻撃役がいて道も空いているなら、スネークアタックを使わずに勝ち切れる場合があります。強化できるから使うのではなく、その4マナと自分の盾1枚が本当に必要かを考えます。
W・ブレイカーは、パワーも攻撃回数も増やさない
ボーグはスネークアタックを受けても、ほかの強化がなければパワー2000のままです。ブラッディ・イヤリングの4000にブロックされると、バトルでは負けます。盾を割る枚数が増えたことは、大きなブロッカーを倒せることと同じではありません。
アクア・ガードにW・ブレイカーを与えても、ガード自身の「攻撃できない」は残ります。また、新しく召喚した普通のクリーチャーが、召喚酔いを無視して攻撃できるようになることもありません。場に何体いるかではなく、実際に攻撃へ参加できる何体がいるかを数えます。
もともとW・ブレイカーを持つクリスタル・ランサーに使っても、2枚に2枚を足して4枚割る能力にはなりません。1体の攻撃が2回になるわけでもありません。元から大きく割れる仲間より、1枚ずつ割っていた小型を多く残すほど、攻撃の変化が見えやすくなります。
1枚のトリガーで、最後の攻撃役が消える
最初の表に戻り、ボーグAが割った2枚のうち1枚がスパイラル・ゲートだった場合を考えます。相手がゲートで、まだ攻撃していないブレイズ・クローを手札へ戻すと、こちらの残る攻撃役はボーグBだけです。
ボーグBで残る盾2枚を割っても、その後の直接攻撃がありません。相手の手札は最初2枚から盾で4枚、ゲートを使って3枚、次の盾2枚で5枚になります。こちらは自分の盾を1枚削ったうえで、相手の反撃を待つ形です。
ゲートが戻す相手として、すでに攻撃済みのボーグAを選ぶと、ボーグBとブレイズ・クローの2回が残ります。守る側にとっても、今後攻撃できる相手を減らすことが重要です。カードの大きさだけでなく、攻撃済みかどうかが勝敗を変えます。
ホーリー・スパークなら、残る攻撃役をまとめてタップできます。W・ブレイカーを増やしても、トリガーを無効にすることはできません。盾の中身が分からない時には、成功する筋道と、止められた後の場の両方を想定します。
ボーン・スライムは、2枚割った後に墓地へ
ねじれる者ボーン・スライムは闇1マナ、1000のブロッカーで、相手プレイヤーを攻撃した後に自身を破壊します。前のターンから残っているスライムへスネークアタックを使えば、プレイヤーへの攻撃で2枚を割る役にできます。
相手の盾が2枚、こちらに古いスライムとボーグがいるなら、スライムで2枚割り、ボーグで直接攻撃する流れです。スライムは攻撃後に墓地へ行きますが、盾を割る仕事は済んでいます。使えるトリガーもブロッカーもないという条件で、最後のボーグが勝利へ向かいます。
攻撃が止められた場合には、スライムを失って守りも減ります。自分の盾をスネークアタックで減らし、さらにブロッカーも使い切るためです。小さなカードを攻撃役へ変える面白さと、帰り道の守りが薄くなる怖さが同居します。

盾0枚でも使えるが、勝ち切れなければ後がない
自分の盾が0枚でも、スネークアタックは唱えられます。盾がある時だけ1枚を墓地へ置く条件なので、ない盾を用意する必要はありません。公式Q&Aでも、この点が確認できます。
ただし、追加の盾を失わないから安全ということではありません。すでに自分の盾は0枚です。相手のトリガーやブロックで勝ち切れず、相手に攻撃役が残るなら、次の直接攻撃を受ける可能性があります。最後の勝負に使う時ほど、残したブロッカーや相手の未使用の攻撃役を確認します。
自分の盾がある場合、墓地へ置く1枚を選ぶために、裏向きの盾を先に見ることはできません。エメラルで以前に置き、中身を知っている盾なら、その記憶を判断に使えます。知らない盾の中身まで都合よく決めてはいけません。
4マナを払う前に、最後に攻撃する1体を決める
スネークアタックは、そのターンの攻撃をまとめて強くする呪文です。ターンが終われば、与えたW・ブレイカーも終わります。翌ターンもボーグが2枚割れるつもりで数えず、使ったターンの中でどこまで進めるかを考えます。
唱える前に、盾を割る役と最後の直接攻撃役を分けてみる。ブロッカーがいるなら、クリティカル・ブレードなどで道を開けるための追加マナも必要です。小型が並んだだけの場から、一気に勝ち筋が見える瞬間。そのための準備が、この古いノーマル呪文の楽しさです。
仲間はDM-03画像図鑑、盾を失う除去との比較はボルカニック・アロー、関連カードは昔のデュエマ辞典へ。買取相談はお問い合わせフォームで受け付けています。運営は株式会社数強塾、代表者は藤原進之介です。



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