「もう攻撃してくるの?」。解体屋ピーカプを出されたときの困りごとは、パワー1000の大きさより、その早さにあります。次のターンに処理しようと思っていた相手が、今こちらへ走ってくる。DM-05「漂流大陸の末裔」は、そんな即攻撃のカードと、仲間に能力を分けるサバイバーが並ぶ弾です。
大きなキング・アトランティスだけ眺めて終わるのはもったいない。束の中にある49/55や51/55にも、対戦の景色を変える仕事があります。公式のDM-05カード画像から選び、手札や盾が動く順番をたどってみましょう。以下の盤面は能力を理解するための例で、当時の大会を再現した記録ではありません。
DM-05の6枚を、役割から見比べる
解体屋ピーカプ3マナで、そのターンの攻撃へ
ツインキャノン・ワイバーン7マナ7000・Wブレイカー
アクア・サーファー戻す相手で変わる最後の一撃
ブレイズザウルスα攻撃中のパワーを共有
威嚇するスマッシュ・ホーンα場にいる間の1000を共有
キング・アトランティス敵も味方も手札へ帰る画像のリンクから、このページの解説や個別記事へ移動できます。番号はDM-05のものです。同じカード名でも再録版では番号や絵が異なるため、手元のカードの下部も一緒に確かめてください。全60種の索引は後半にあります。
ピーカプは、出たターンに1回攻撃できる
解体屋ピーカプは火の3マナ1000、マシン・イーター。スピードアタッカーなので召喚酔いせず、出したターンから攻撃できます。攻撃回数が増える能力ではなく、通常なら待つ最初のターンを待たずに動ける能力です。
たとえば相手の盾が0枚で、ブロッカーも他の妨害もない場面。手札のピーカプを出して直接攻撃できれば、そのターンに勝てます。同じく小型でも、不死身男爵ボーグを普通に召喚しただけでは、そのターンの攻撃役にはなりません。1000しかないから後回し、と考えていると最後の1回を見落とします。
ただし、ラ・ウラ・ギガがアンタップしていれば、ピーカプの攻撃はブロックされ、1000対2000で負けます。速さは壁を通り抜ける能力ではありません。まず壁をどかすか、ほかの攻撃でブロックを使わせるか。出せる3マナと、通せる攻撃は分けて数えます。
先攻3ターン目、ボーグとピーカプで2回
初手5枚から始め、1ターン目はチャージだけ。2ターン目にボーグ、3ターン目にピーカプを出す例です。必要な火マナを残し、途中で手札破壊や追加ドローを受けず、ボーグも場に残っているとします。
| 行動 | 手札 | 総マナ/使えるマナ |
|---|---|---|
| 先攻の初手 | 5枚 | 0/0 |
| 1ターン目、火をチャージ | 4枚 | 1/1 |
| 2ターン目、ドローとチャージ | 4枚 | 2/2 |
| ボーグ召喚 | 3枚 | 2/0 |
| 3ターン目、ドローとチャージ | 3枚 | 3/3 |
| ピーカプ召喚 | 2枚 | 3/0 |
ここでボーグは前のターンからいるので攻撃でき、ピーカプもスピードアタッカーで攻撃できます。相手の盾が5枚、手札が2枚で、ブロックもトリガーもないなら、2体がそれぞれ1枚割り、相手の盾は3枚、手札は4枚になります。こちらの手札は攻撃しただけでは増えず、2枚のままです。
盾を減らすほど相手の手札が増える。これが次の除去や反撃につながります。2回殴れたから一方的に得をした、とまでは決まりません。次のターンに残る攻撃役、相手が使えるマナ、こちらの手札2枚を見て、勢いを続けられるか考えます。早い攻撃ほど、続きの1枚が気になるところです。
壁をどかすための5マナや、攻撃開始後の召喚タイミングは、ピーカプの3マナと最後の一撃でさらに詳しく追えます。
ツインキャノンは、2枚割って終わりではない
ツインキャノン・ワイバーンは7マナ7000のスピードアタッカーで、W・ブレイカーも持ちます。相手の盾が2枚なら、一度の攻撃で0枚にできます。ただし、その攻撃の途中で直接攻撃まで追加されるわけではありません。勝つには別の攻撃を通す必要があります。
自分に前のターンからいるボーグが1体、相手の盾は2枚。7マナでツインキャノンを出し、妨害がないなら、先にツインキャノンで2枚割ってからボーグで直接攻撃できます。逆にボーグから1枚割ると、ツインキャノンで残り1枚を割ったところで2体ともタップし、この並びだけでは最後の攻撃がありません。
ここではトリガーを使わない条件にしています。実際は盾から出るカードで結果が変わります。また、種族はアーマード・ワイバーンです。DM-06以降のコッコ・ルピアと組み合わせる話でも、名前の雰囲気だけでドラゴン扱いにはできません。ルピアの軽減対象を確認する習慣は、昔の大きな火のカードを読むときにも役立ちます。
サーファーは、まだ攻撃していない相手を戻す
アクア・サーファーは6マナ2000のリキッド・ピープルで、S・トリガーを持ちます。登場時に場のクリーチャー1体を持ち主の手札へ戻せるため、盾から出ると、相手の攻撃役を1体減らして自分の場に2000を残せます。
自分の最後の盾がサーファーで、相手には攻撃可能なボーグが2体。1体目に盾を割られたら、トリガーでサーファーを出し、まだ起きている2体目を戻します。すると相手は、この2体だけでは直接攻撃を続けられません。攻撃済みの1体目を戻してしまうと、2体目が残り、盾0枚の自分へ攻撃できます。
サーファー自体はブロッカーではありません。「体が出たから守れる」ではなく、戻す対象で残りの攻撃を消しています。次の自分のターンには場に残ったサーファーで反撃したり、クリスタル・ランサーの進化元にしたりできます。盾から始まった1枚が、次の攻めの準備にもなるわけです。
サバイバー2体で、攻撃中の数字が変わる
ブレイズザウルスαは2マナ1000で、攻撃中に1000上がる能力を仲間のサバイバーにも与えます。威嚇するスマッシュ・ホーンαは3マナ、印刷されたパワーが2000。場にいる間1000上がる能力を、自分自身と仲間のサバイバーが使えます。
この2体だけが並ぶなら、ブレイズザウルスは通常2000、攻撃中3000。スマッシュ・ホーンは通常3000、攻撃中4000です。スマッシュの1000は守るときも働き、ブレイズの1000は攻撃中だけ。数字を全部いつでも足すと、相手のターンに実際より強い壁を想像してしまいます。
たとえば前のターンからいるブレイズザウルスに、今スマッシュ・ホーンを加えたなら、ブレイズは3000で攻撃できます。しかし新しく出たスマッシュは、能力を共有できても召喚酔いしています。この2枚にはスピードアタッカーを配る能力はありません。仲間が増えた瞬間に全員走り出す、とまではいかないのです。
さらにスマッシュがスパイラル・ゲートで場から戻されると、残ったブレイズへの常時1000もなくなります。相手のターンならブレイズは元の1000です。サバイバーを相手にするときは、目の前の大きさに加えて「その1000は誰が配っているのか」を探すと、除去の候補が見えてきます。
仲間が3体になったときの計算や、支援役を戻された後の除去は、ブレイズザウルスαのパワー表でさらに詳しく比較できます。
アトランティス登場。味方も全員帰宅
キング・アトランティスは12マナ12000、T・ブレイカー。出たときに、ほかのクリーチャーをすべて持ち主の手札へ戻します。相手の壁だけでなく、自分の攻撃役も帰ります。ようやく開いた道を味方に走ってもらおう、と思ったら、その味方も手札にいる。豪快さにはきちんと代償があります。
手札2枚から12マナで出し、自分の場にボーグとサーファー、相手の場にギガとハルカスがいた例なら、召喚で手札は1枚になり、自分の2体が戻って3枚になります。相手も2枚増えます。場に残るのはアトランティスだけで、普通に召喚したこのターンは召喚酔いしています。
相手のカードは墓地へ消えたわけではありません。次の相手ターンには、戻ったギガを出し直すこともできます。巨大な1体で場を整理した後、どう次の攻撃へつなぐかまで考えたいカードです。戻す枚数を選べるアクア・スナイパーと比べると、味方を残せるかどうかの差も見えてきます。
漂流大陸の末裔・収録60種の索引
通常番号55種とS番号5種を合わせた一覧です。各名称から公式のDM-05カード情報へ進めます。カードの機能や版を確かめるための索引で、価格順ではありません。
収録一覧を開く(全60種・公式カード情報へ)
| 番号 | カード名 |
|---|---|
| 1/55 | 風撃の求道者ラ・バイル |
| 2/55 | キング・マゼラン |
| 3/55 | 冥将ダムド |
| 4/55 | ブレイドラッシュ・ワイバーンδ |
| 5/55 | オブシディアン・ビートル |
| 6/55 | 光翼の精霊サイフォス |
| 7/55 | 神魂の守護者シュノーク・ラー |
| 8/55 | グローリー・スノー |
| 9/55 | シー・スラッグ |
| 10/55 | ポコルル |
| 11/55 | 神々の逆流 |
| 12/55 | 剣舞の修羅ヴァシュナ |
| 13/55 | ダーク・ティアラγ |
| 14/55 | ファントム・ベール |
| 15/55 | ツインキャノン・ワイバーン |
| 16/55 | 砲神兵バゴーン |
| 17/55 | 竜脈噴火 |
| 18/55 | 哀哭の超人 |
| 19/55 | ブラッドウイング・マンティス |
| 20/55 | ビースト・チャージ |
| 21/55 | 雷撃の求道者ラ・ガイル |
| 22/55 | 戦空の伝道士バルスβ |
| 23/55 | サンダー・ネット |
| 24/55 | アクア・サーファー |
| 25/55 | ツインヘッド・タートルβ |
| 26/55 | ミラクル・サーチャー |
| 27/55 | ギガゲイル |
| 28/55 | 角男 |
| 29/55 | 策略の手 |
| 30/55 | ボルガッシュ・ドラゴン |
| 31/55 | 猛爆軍曹ボンバット |
| 32/55 | サイクロン・パニック |
| 33/55 | 月浴するムーン・ホーン |
| 34/55 | フウセンアワダケβ |
| 35/55 | 再誕の森 |
| 36/55 | 鉄壁の守護者ガリア・ゾールα |
| 37/55 | 光魂の伝道士クルス |
| 38/55 | 乱雲の使徒カルゴ |
| 39/55 | 予言者レクイル |
| 40/55 | バウンサー・イール |
| 41/55 | 流星魚α |
| 42/55 | スチールアーム・クラスター |
| 43/55 | 岩肌魚 |
| 44/55 | ギガリングα |
| 45/55 | ギガゾウル |
| 46/55 | 魔幻の影エターナル・クライ |
| 47/55 | スパイダー・ジュエル |
| 48/55 | ストームジャベリン・ワイバーン |
| 49/55 | 解体屋ピーカプ |
| 50/55 | ポッポ・チャッピー |
| 51/55 | ブレイズザウルスα |
| 52/55 | シザーズ・ビートル |
| 53/55 | アンブッシュ・スコーピオン |
| 54/55 | 威嚇するスマッシュ・ホーンα |
| 55/55 | 巨翼の爪 |
| S1/S5 | 天海の精霊シリウス |
| S2/S5 | キング・アトランティス |
| S3/S5 | 殺戮の羅刹デス・クルーザー |
| S4/S5 | グラディアン・レッド・ドラゴン |
| S5/S5 | 神拳の超人 |
ノーマルの束から、昔の組み合わせを探す
ピーカプの隣にボーグ、サバイバーの隣に同じαの仲間。カードを1枚ずつ見るだけでなく、何と一緒に使っていたかを思い出すと、束をめくる時間が少し楽しくなります。前の弾はDM-04の画像図鑑、次の展開はDM-06の紹介へ。機能から探したい場合は昔のデュエマ辞典をご利用ください。
売却を考えている方は、カード名と版が見える写真を添えて査定フォームからご相談ください。光るカードだけでなく、昔のノーマルカードの整理についても相談できます。送付までの手順は買取の流れにまとめています。



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