昨日まで小さなブロッカーだったアクア・ガードが、今日はクリスタル・ランサーになる。しかも、さっきまで守っていたのに今度はブロックされない。DM-02の進化は、カードの重ね方だけでなく、場の小さな1体を見る目まで変えます。
正式な弾名は「進化獣降臨(マスター・オブ・エボリューション)」。公式20周年年表では2002年7月の商品として紹介され、この弾で進化クリーチャーが登場したことを確認できます。本ページは画像から能力や対戦の解説を探す図鑑です。価格ランキングではなく、場に出したら何が起きるかを一緒に見ていきます。
DM-02の6枚を、役割から見比べる
クリスタル・パラディン両者のブロッカーを手札へ
クリスタル・ランサーブロックされない8000
大勇者「大地の猛攻」2マナ進化と仲間への支援
魔獣虫カオス・ワーム進化しながら相手の1体を除去
コーライル相手を山札の一番上へ
クリティカル・ブレード2マナでブロッカーを破壊進化元の種族を読む。水なら何でもよいわけではない
クリスタル・ランサーは、自分のリキッド・ピープル1体の上に重ねます。水文明が共通でも、サイバーロードのコーライルは進化元にはできません。進化カードが求めているのは、この場合は文明ではなく種族です。
第1弾のアクア・ガードは1マナ2000のリキッド・ピープル。ブロッカーですが攻撃はできません。そのガードをランサーに進化させると、上にあるランサーの能力で動くため、元のブロッカーや攻撃できない能力をそのまま引き継ぐわけではありません。8000、W・ブレイカー、ブロックされないという別の役割になります。
ここで小さなカードを「弱いから不要」と片づけると、進化するための足場まで失います。切り札だけ手札に来て、場には合う種族がいない。あのもどかしい形を避けるには、進化元もデッキの一部として数える必要があります。
ランサーは6マナ。でも空の場からなら7マナ
ガードが前から場にいれば、ランサーの6マナだけで進化できます。場が空なら、ガード1マナとランサー6マナの合計7マナが必要です。手札には両方があるものとして、次の表で比べます。必要な水文明を払え、ほかのコスト変更はない条件です。
| 最初の場 | 手札から出すカード | 必要なマナ | 手札の消費 |
|---|---|---|---|
| ガードが1体 | ランサー | 6 | 1枚 |
| 空 | ガード→ランサー | 1+6=7 | 2枚 |
| 空 | アクア・ビークル→ランサー | 2+6=8 | 2枚 |
| 空 | アクア・ハルカス→ランサー | 3+6=9 | 2枚使用、ハルカスで1枚引けば差引1枚減 |
進化クリーチャーは召喚酔いせず攻撃できますが、進化元のタップ状態は引き継ぎます。公式Q&Aでもこの点を確認できます。ここでの手順は公式Q&Aの扱いに基づく検討で、2002年の大会ルールそのものを復元したものではありません。
また、通常の召喚や進化は攻撃を始める前です。先に進化元で攻撃してから、メインステップに戻ってランサーへ進化し、もう一度攻撃することはできません。詳しい攻撃対象と最後の盾の数え方は、クリスタル・ランサーの個別解説へどうぞ。
ガードでブロックするか、次のランサーを残すか
自分にアンタップしたガード1体、シールド2枚、次のターンに6マナを用意できる手札があり、その中にランサーもあるとします。相手が不死身男爵ボーグ2000でプレイヤーを攻撃してきました。ここでガードがブロックすると2000同士で相打ち。盾は守れますが、ランサーの進化元はいなくなります。
ブロックせずに受け、通常のカードを手札に加えたなら、盾は1枚になりガードが残ります。相手の追加攻撃や除去がなければ、次の自分のターンにガードからランサーへ進化できます。盾を1枚守る判断と、次の攻撃を作る判断がぶつかる場面です。
ただし相手にまだ攻撃できるクリーチャーが2体いるなら、残り1枚を割られ、その次に直接攻撃される可能性があります。次のターンが来なければ、手札のランサーは出番なし。「進化元を残すほうが正解」と決めつけず、残りの攻撃回数まで数えて選びます。
パラディンは壁を全員戻す。自分の壁も帰宅する
クリスタル・パラディンは4マナ5000、リキッド・ピープルから進化します。出たときに場のブロッカーをすべて持ち主の手札へ戻します。相手だけ、とは書かれていません。自分の別のガードも戻るので、守りの数まで変わります。
自分にガード2体と、前のターンからいるボーグ1体。相手にギガ1体とシールド1枚。自分の手札はパラディンを含む3枚で、4マナ払えるとします。片方のガードをパラディンに重ねると手札2枚。もう片方のガードは能力で戻り、手札3枚になります。進化元になったガードはパラディンの下にあるので、別のブロッカーとして戻しません。
相手のギガも手札へ戻り、場の壁がいなくなります。トリガーなどがなければ、パラディンで最後の盾を割り、ボーグで直接攻撃できます。パラディン自身はW・ブレイカーではありませんが、最後の1枚なら通常のブレイクで足ります。
相手の盾が2枚なら、同じ2体で割り切って0枚にするところまでです。壁をどかした勢いで勝った気分になりますが、直接攻撃はもう1回必要。進化の派手な登場演出と、必要な攻撃回数は分けて数えましょう。
ゼリー・ワームを、除去付きの5000へ
魔獣虫カオス・ワームは5マナ5000。パラサイトワームから進化し、出たときに相手のクリーチャー1体を破壊してよい能力があります。進化元には同じ弾の卵胞虫ゼリー・ワームが使えます。
ゼリーが前から場にいれば5マナで進化できますが、場が空ならゼリー3とカオス5で計8マナ。進化したカオスには、ゼリーの攻撃時の手札破壊は残りません。1体を除去したうえで攻撃する役に変わるのであって、下のカードの能力も全部載せた豪華セットになるわけではないのです。
相手のブロッカーを破壊して通り道を作るなら、パラディンの戻しと比較できます。カオスは相手1体を墓地へ、パラディンは両者のブロッカーをまとめて手札へ。相手に壁が何体いるか、自分の壁を残したいか、場にどの進化元がいるかで使い分けが変わります。
除去する相手を選ぶ具体例は、カオス・ワームの個別解説へ。ギガとザガーンが並ぶ盤面で、今すぐ勝つ場合と次のターンに備える場合を比較しています。
進化以外のノーマルにも、次の一手が詰まっている
DM-02は進化だけを抜き出すと、もったいない弾です。コーライルは相手のクリーチャーを山札の一番上へ戻し、次のドローにまで影響します。クリティカル・ブレードはブロッカーを2マナで破壊でき、進化元を用意せずに壁をどかす選択肢になります。
手札を補うなら磁力の使徒マグリス、呪文を探すならロジック・キューブ。手元の束に何枚もあるカードも、何を準備する係なのかを読むと、切り札とのつながりが見えてきます。
大勇者「大地の猛攻」も見逃せません。2マナの進化で5000になり、タップ中にはほかの自分のビーストフォークを支援します。大きな進化を最後に出すだけでなく、小さな進化を早いターンに使う遊び方もあります。低コストの進化元とセットで考えてみてください。
DM-02収録60種を公式カード情報で確認
通常番号1〜55と、スーパーレアS1〜S5を合わせた60種です。同じ名前の再録カードとは、左下の番号やイラストも見比べてください。下の一覧は各カードのDM-02版の公式ページへつながります。
収録一覧を開く(全60種・公式カード情報へ)
- 1:星海の精霊エーテル
- 2:プラズマ・チェイサー
- 3:暗黒巨兵マギン
- 4:ボルザード・ドラゴン
- 5:ゼノ・マンティス
- 6:暁の守護者ファル・イーガ
- 7:閃光の伝道師ラグナ
- 8:竜巻草
- 9:キング・ノーチラス
- 10:アクア・バウンザー
- 11:ウォルタ
- 12:魔将ダーク・フリード
- 13:毒煙虫ポイズン・ワーム
- 14:アンバー・ピアス
- 15:メタルウィング・ワイバーン
- 16:ボマーザウルス
- 17:突神兵ドガーン
- 18:シェル・フォートレス
- 19:鳴動するギガ・ホーン
- 20:念仏エルフィン
- 21:守護聖天ラルバ・ギア
- 22:予言者ウィン
- 23:ダイヤモンド・カッター
- 24:クリスタル・ランサー
- 25:ステンドグラス
- 26:ディープ・オペレーション
- 27:魔獣虫カオス・ワーム
- 28:貪欲の影グレイ・バルーン
- 29:ロスト・ソウル
- 30:機神装甲ヴァルバロス
- 31:騎兵総長キュラトプス
- 32:バースト・ショット
- 33:大勇者「大地の猛攻」
- 34:銀の拳
- 35:マナ・クライシス
- 36:磁力の使徒マグリス
- 37:預言者フィンチ
- 38:晴天の守護者レゾ・パコス
- 39:ロジック・キューブ
- 40:コーライル
- 41:シザー・アイ
- 42:アクア・シューター
- 43:マインド・サーチ
- 44:ギガスタンド
- 45:卵胞虫ゼリー・ワーム
- 46:ねじれる者ボーン・スライム
- 47:クリティカル・ブレード
- 48:ガルザウルス
- 49:小さな勇者ゲット
- 50:技師ピーポ
- 51:クエイク・ゲート
- 52:跳躍するトルネード・ホーン
- 53:銀の戦斧
- 54:ラブ・エルフィン
- 55:レインボー・ストーン
- S1:守護聖天ラディア・バーレ
- S2:クリスタル・パラディン
- S3:魔翼虫ジェノサイド・ワーム
- S4:機神装甲ヴァルディオス
- S5:大勇者「ふたつ牙」
昔の束を整理するときは、進化元も一緒に
進化クリーチャーだけを集めても、場に重ねる相手がいなければ動けません。小さなリキッド・ピープル、ヒューマノイド、ビーストフォーク。昔のデッキを思い出すときは、そうした脇役も一緒に並べると、当時どんな順に出そうとしていたかを考えやすくなります。
次の弾はDM-03「超戦士襲撃」、ほかの時代や大会を探すなら昔のデュエマ辞典へ。売却を考えている方は買取の流れを確認し、査定フォームからご相談ください。版や状態で扱いが変わるため、カード名だけで価格を決めつけずに確認します。



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