最後の盾から、パワー1000の予言者が登場。相手の2000を倒せるわけでも、攻撃をブロックできるわけでもありません。それでも、あと1回の攻撃を止められることがあります。予言者コロンが働くのは、相手をタップする瞬間です。
DM-04のコロンは、手札から出すと4マナ。盾からS・トリガーで出すと、マナを払わずに場へ出せます。同じ能力でも、自分のターンには道を開き、相手のターンには攻撃を1回減らす役になります。どの相手を横にするか、次のターンに何が残るかを具体的に追ってみましょう。以下は能力を読むための盤面例で、当時の大会の再現ではありません。
4マナ1000、盾から出て相手1体をタップ

コロンは場に出たとき、相手のクリーチャー1体を選び、タップしてもよい能力を持っています。対象のパワーやコストには条件がありません。大きな相手でも、選べるクリーチャーならタップできます。小さな1000が、相手の大きさを気にせず一仕事できる部分です。
タップは破壊ではないので、対象は場に残ります。また、コロン自身にはブロッカー能力がありません。盾から体が出たから何回でも守れる、というカードではない。登場時に相手1体の動きを止め、その後に1000が残るという順番です。
最後の盾。2体目のボーグを寝かせる
自分の盾はコロン1枚、手札は2枚、場は空。相手には攻撃可能な不死身男爵ボーグが2体いるとします。1体目が最後の盾を割り、コロンのS・トリガーを使う例です。他の能力は使わない条件で数えます。
| 出来事 | 自分の盾 | 自分の手札 | 相手の状態 |
|---|---|---|---|
| 攻撃前 | 1枚 | 2枚 | ボーグ2体が起きている |
| 1体目が最後の盾を割る | 0枚 | コロンを含め3枚 | 1体目はタップ済み |
| コロンをトリガー召喚 | 0枚 | 2枚 | 2体目はまだ起きている |
| コロンで2体目をタップ | 0枚 | 2枚 | 2体ともタップ済み |
これで、この2体だけでは直接攻撃を続けられません。自分の場にはコロンが残り、相手のボーグは2体とも場に残ったまま横になります。トリガーの召喚では4マナを払わないため、自分のマナが使い切ってあっても、この手順を取れます。
対象を攻撃済みの1体目にすると、まだ起きている2体目が残ります。すでにタップした相手を選んでも、その相手がもう一度余分に休むわけではありません。最後の盾から出たときは「次に攻撃するのは誰か」を探すのが先です。大きい相手や目立つ相手をとりあえず選ぶと、肝心の一撃を通してしまいます。
3体目がいるなら、コロン1枚では足りない
相手の攻撃役をボーグ3体に増やしてみます。1体目が最後の盾を割り、コロンが2体目をタップしても、3体目は起きたままです。こちらの盾は0枚。コロンはブロッカーではないので、3体目の直接攻撃を止められません。
つまりこの条件では、コロンが減らすのは残りの攻撃1回です。相手全体をタップするホーリー・スパークなら、起きている2体目と3体目をまとめて止められます。コロンには1000の体が残る利点がありますが、止める人数の差を埋めるものではありません。
盾が1枚残っているから安心、コロンが出れば安心、と二段階で期待してしまう場面ほど、相手の人数を数えたいところです。あと何回止める必要があるのか。その数と、トリガー1枚の働く範囲が合っているかを比べます。
次の自分のターン、コロンは反撃できる
2体のボーグを止めた例で、相手がそのままターンを終えたとします。コロンは相手のターンに出ているので、次の自分のターンには通常の攻撃ができます。召喚酔いがいつまでも続くわけではありません。
ただし、コロンの1000でタップしたボーグの2000を攻撃すると負けます。対象が横になっていることと、自分がバトルに勝てることは別です。コロンで相手プレイヤーを攻撃するか、ほかの味方でボーグを処理するかを考えます。
たとえば自分に前から鎮圧の使徒サリエスも残っているなら、3000のサリエスでタップしたボーグを攻撃して倒せます。ただしサリエスはその攻撃でタップするので、次の相手ターンのブロック役としては使えません。守りに成功した後も、反撃に何体使うかを選ぶ必要があります。
手札から4マナ。壁を横にして道を開く
今度は自分のメインステップにコロンを出します。自分の場に前のターンからいるボーグが1体、相手の盾は0枚で、アンタップしたラ・ウラ・ギガが1体。使えるマナが4枚、手札がコロンを含めて3枚あるとします。
4マナを払いコロンを召喚すると、手札は2枚、使えるマナは0。登場時にギガをタップし、それからボーグで直接攻撃します。他の妨害がないなら、ギガはタップしているためブロックできず、攻撃が通ります。コロン本人が1000で壁と戦う必要はありません。
一方、先にボーグで攻撃してギガに止められてから、普通にコロンを召喚してもう一度攻める順番にはできません。通常の召喚を行うメインステップを済ませてから攻撃へ進みます。タップ役は、攻撃を始める前に用意しておきましょう。
ミールと同じ1000でも、トリガーと種族が違う

雷光の使徒ミールは3マナ1000で、登場時に相手1体をタップできるクリーチャーです。手札から道を開く目的なら、コロンより1マナ軽く使えます。4マナある場面でミールを出せば、1マナのカードをもう1枚使う余地が残ります。
コロンは1マナ重い代わりにS・トリガーを持っています。ミールが最後の盾から手札へ加わっても、それだけで無料召喚して相手をタップすることはできません。どちらも1000だから同じ枠、とまとめず、手札から使う軽さと、盾で受ける働きを比べるカードです。
種族も異なります。ミールはイニシエート、コロンはライトブリンガーです。DM-06以降のクラウゼ・バルキューラのようにイニシエートを進化元にするカードを使うなら、コロンは同じ光の1000でもその条件を満たしません。進化先との組み合わせは、見た目より種族欄を確認します。
ソーラー・レイとの差は、残る1000
ソーラー・レイは2マナの呪文で、S・トリガーを持ち、相手1体をタップします。最後の盾から相手の残り1体をタップする部分では、コロンと似た守り方ができます。レイは使い終われば墓地へ移り、コロンは場に残ります。
次のターンに攻撃役が1体欲しいなら、この1000が役に立つ場面があります。反対に、自分のターンに2マナで壁をタップし、残るマナでほかのカードを使いたいなら、レイの軽さに意味があります。どちらも相手をタップするからといって、手札から使った後のマナや場まで同じにはなりません。
4マナのコロン1枚と、3マナのミールに1マナのギガを加える動きを比べると、後者は手札を2枚使って2体を並べます。前者は手札1枚で1体を出します。同じ4マナでも、必要な手札の枚数と、場にブロッカーが残るかどうかが違います。
37/55の小さな予言者が、次のターンをつなぐ
相手を倒さなくても、1回動けなくすれば間に合うことがある。コロンはそんな光文明らしい守り方を、ノーマルの1枚で見せてくれます。盾から出て助かった後に、その1000が相手の盾へ向かう流れも、カードが場に残るからこその楽しみです。
ただし、止めた相手は次の相手ターンには通常アンタップします。ずっと眠らせる効果ではありません。得た1ターンを何に使うかまで考えると、単なるタップ役から、攻め返す順番を作るカードとして見えてきます。
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