ゼリー・ワームが場にいる。手札にはカオス・ワーム。相手は大きなクリーチャーを出して、一安心した様子――という盤面を想像してください。次の自分のターン、ゼリーの上に1枚重ねると、その大物を破壊できる。さらに5000が攻撃に向かう。この二段構えが、魔獣虫カオス・ワームの面白さです。
ただし「大きいから、あれを破壊」でよいとは限りません。小さなブロッカーをどかすほうが勝ちに近いこともあります。今回はDM-02までのカードで、登場時の1体をどう選ぶか、進化した後に何回攻撃できるかを追います。盤面は能力を理解するための例で、大会の実戦記録ではありません。
5マナ5000。進化と除去が一緒にやってくる

自分のパラサイトワーム1体を進化元にします。場に出たとき、相手のクリーチャー1体を選び、墓地へ置いてよい能力です。相手がタップしている必要はなく、パワーの上限もありません。ここでは破壊を置き換えたり対象選択を制限したりする能力のない相手を考えます。
進化元には同じ弾の卵胞虫ゼリー・ワームを使えます。一方、同じ闇でもブラッディ・イヤリングはブレインジャッカーです。文明が合っているだけでは進化できず、種族を読む必要があります。
カオスは5000ですが、W・ブレイカーではありません。シールドへの攻撃は通常1枚。場の1体を消せるから強いのであって、見た目の迫力に合わせて盾まで2枚つまんではいけません。まず能力欄に書かれた仕事を、一つずつ使います。
ゼリーが残っていれば5マナ、空の場なら8マナ
場にゼリーが1体いるなら、カオスの5マナだけで進化できます。場が空の場合は、ゼリー3マナ、カオス5マナの計8マナ。必要な闇文明を払え、コスト変更がない条件です。どちらも最初の手札を4枚とすると、使用後の枚数は次のようになります。
| 最初の場 | 手順 | 使うマナ | 手札 | 最後の場 |
|---|---|---|---|---|
| ゼリー1体 | カオスへ進化 | 5 | 4→3 | カオス1体 |
| 空 | ゼリー→カオス | 3+5=8 | 4→2 | カオス1体 |
2枚重ねていても、場のクリーチャーは1体です。ゼリーとカオスで2回攻撃できるわけではありません。進化には召喚酔いがありませんが、進化元のタップ状態は引き継ぐため、今すぐ攻撃したいならその状態も確認します。公式Q&Aの進化とタップの説明を踏まえた検討です。
3ターン目のゼリーを、5ターン目までつなぐ
先攻の初手5枚から毎ターン1枚チャージし、3ターン目まで召喚をしていない例です。1ターン目は手札4枚。2ターン目はドローとチャージで手札4枚。3ターン目も同様に手札4枚、総マナ3枚となり、ゼリーを出すと手札3枚です。
4ターン目はドローとチャージだけなら手札3枚、総マナ4枚。5ターン目もドローとチャージをして手札3枚、総マナ5枚となり、カオスへ進化すると手札2枚です。ゼリーが場に残り、必要な闇マナを確保できた場合の流れです。
4ターン目にゼリーで攻撃して相手の手札を減らすこともできますが、攻撃するとタップして相手の攻撃対象になります。相手の場にゼリー2000を倒せるクリーチャーがいれば、次のカオスの足場を失うかもしれません。「今1枚捨てさせたい」と「次に進化したい」の相談が始まります。
もちろん、攻撃を控えても呪文の除去は受けます。アンタップなら絶対安全という話ではありません。相手の場、使えるマナ、こちらの予備のワームを見て、失っても出し直せるかまで考えます。
目の前の大物より、ギガを破壊したほうが勝てる場面
自分にゼリーと、前からいるボーグ。相手にアンタップしたラ・ウラ・ギガと、アンタップした暗黒の騎士ザガーンが1体ずつ。相手のシールドは1枚です。カオスを出せる5マナがあり、ほかの能力やトリガーはないものとします。
ここでカオスへ進化し、7000のザガーンを破壊すると、相手にギガが残ります。カオスで攻撃してもギガがブロックでき、その後ボーグが最後の盾を割るところまで。直接攻撃役が足りません。先にボーグで攻撃して順番を変えても、2回の攻撃のうち1回をブロックされる状況は同じです。
代わりにギガを破壊すると、ザガーンはブロッカーではないので攻撃を止められません。カオスが最後の盾を割り、ボーグが直接攻撃できます。7000を残して2000を消す。数字だけを見るともったいなく感じますが、このターンに勝つために邪魔なのはギガです。
ただし最後の盾からホーリー・スパークが出て使われれば、残りの攻撃役はタップされます。今回はトリガーなしで成り立つ手順であり、ギガを消せば必ず勝てるという保証ではありません。
今すぐ勝てないなら、返しに残す相手を考える
同じ相手の場でも、こちらがカオス1体だけなら、ギガを破壊して盾を1枚割っても直接攻撃できません。返しにザガーンが残り、タップしたカオス5000へ攻撃できる状況になります。ザガーン7000とのバトルではカオスが負け、進化元も一緒に墓地へ行きます。
そこでザガーンを能力で破壊し、カオスでプレイヤーを攻撃する選択もあります。相手がギガでブロックすれば、5000対2000でギガだけが破壊されます。盾は割れませんが、相手の2体を能力とバトルで片づけられます。相手がブロックを選ばないなら、ギガは残り、盾が1枚減る結果です。
ブロックするかどうかを選ぶのは相手です。「能力で1体、攻撃で必ずもう1体」と数えてはいけません。相手が守らない選択も含めて、どちらの結果なら自分が困らないかを考えると、除去先を選びやすくなります。
ゼリーの手札破壊は引き継がない

ゼリーの上に重ねても、カオスが攻撃するたび相手の手札を捨てさせられるわけではありません。カオスにはその攻撃時能力がなく、進化元の能力もそのまま受け継ぎません。手札を削り続けたいならゼリーのまま残す判断にも意味があります。
また、ゼリーで先に攻撃して手札を捨てさせ、その後に通常の召喚でカオスへ進化し直すことはできません。通常の召喚は攻撃前のメインステップです。カオスの登場時能力を使うターンは、攻撃を始める前に進化させておきます。
戻されると2枚。もう一度出すには進化元から
カオスがスパイラル・ゲートで手札へ戻されると、その下のゼリーも一緒に戻ります。公式Q&Aでも、進化クリーチャーが場を離れるときは進化元を含むカードを指定されたゾーンへ動かす扱いを確認できます。
ほかのワームが場にいなければ、カオスだけを5マナで出し直すことはできません。ゼリー3とカオス5が必要です。2枚が手札へ戻ったことと、すぐ場へ戻せることは別。手札は増えたように見えても、そのターンの行動を止められることがあります。
反対に、別のワームを場に残していれば、次のメインステップにカオスを5マナで出し直す道があります。進化元を全部使い切らずに残す意味は、こうした立て直しにも出てきます。
27/55の一枚から、昔のワームを並べてみる
カオス・ワームは、除去呪文のように相手の1体を処理しながら、場に攻撃役が残るカードです。その見返りとして、先に合う種族を用意し、進化元と合わせた枚数を使います。この準備と見返りの釣り合いを読むと、DM-02の進化がぐっと面白くなります。
DM-02の画像図鑑では、ランサーやパラディンと比べられます。ほかの役割を探すなら昔のデュエマ辞典へ。手元のカードの売却を考えている方は、買取の流れを確認し、査定フォームからご相談ください。



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