能力欄に長い説明はない。7マナ9000、W・ブレイカー。混沌の獅子デスライガーは、数字と大きな姿で勝負する第1弾の闇の切り札です。いろいろな条件をそろえてから強くなるのではなく、出ている間は基本的に9000。その分かりやすさを、実際の盤面へ置いてみましょう。
7000の相手なら勝てる。9000の壁なら相打ち。もっと大きな相手には負ける。単純に見える比較も、「そのバトルのために7マナの主役を使うか」「次にバロムへ進化させたいか」で判断が変わります。紙のDM-01を中心に、DM-04の進化まで含めた説明用の局面を手動で検討します。
デスライガーの能力は、まず9000とW・ブレイカー

DM-01版は闇文明のスーパーレアで、種族はデーモン・コマンド。コスト7、パワー9000の通常クリーチャーです。W・ブレイカーを持ち、相手プレイヤーへの攻撃が通ると通常はシールドを2枚割ります。
登場時に相手を破壊したり、自分の手札を増やしたりする能力はありません。ブロッカーでもスピードアタッカーでもないので、出したそのターンの攻撃や、相手の攻撃への割り込みは通常できません。
その代わり、攻撃中だけパワーを足すカードとは違い、攻撃を終えた後も9000です。強さがいつまで続くかを細かく切り替えなくてよい。その安定した数字が、相手の反撃を考えるときに意味を持ちます。
グランとは相打ち。7000のビートルには勝つ
ほかのパワー補正や除去能力がないバトルを比べます。デスライガーは自分から攻撃しても、タップしたところを攻撃されても9000です。相手側にパワーアタッカーがある場合は、その相手が攻撃中かどうかも確認します。
| 相手と場面 | 相手のパワー | デスライガー | 結果 |
|---|---|---|---|
| グラン・ギューレにブロックされる | 9000 | 9000 | 両方が墓地へ |
| ビートルに攻撃される | 7000(攻撃中) | 9000 | デスライガーが勝つ |
| グレート・ホーンに攻撃される | 10000(攻撃中) | 9000 | デスライガーが負ける |
| タップしたグレート・ホーンへ攻撃 | 8000 | 9000 | デスライガーが勝つ |
グラン・ギューレに止められた場合は同じ9000なので、通常は相打ちです。壁を倒せたとしてもデスライガー自身も失い、ブロックされた攻撃ではシールドを割れません。7マナの攻撃役を使って壁1体と交換する価値があるかを考えます。
デスブレード・ビートルの攻撃中7000には、攻撃後のデスライガーも9000で勝てます。一方、グレート・ホーンは攻撃中10000なので危険です。相手が攻撃を終えて8000へ戻ったところなら、こちらから倒せます。
大物同士のバトルは、数字を暗記するだけでなく、今どちらが攻撃しているかまでそろえると結果が見えます。9000という一つの数字でも、周りのカードによって安心できる相手と警戒する相手が分かれます。
ザガーンより1マナ重い、2000の差
暗黒の騎士ザガーンは6マナ7000で、同じデーモン・コマンドのW・ブレイカーです。デスライガーは1マナ重くなり、パワーが2000高くなっています。盾を割る枚数は、どちらも通常2枚です。
7マナ使える局面なら、ザガーンを出すと1マナ残り、デスライガーを出すと使い切ります。最初の手札が3枚なら、どちらも通常召喚後は2枚。手札の減り方は同じでも、支払い後にできることと、場に残るパワーが違います。
まだ6マナしかない局面では、ザガーンは出せてもデスライガーは出せません。相手の攻撃が迫っているなら、その1ターン差は小さくありません。ただし両方ともブロッカーではないので、出しただけで盾が守れるわけでもありません。必要なのが攻撃役か、今をしのぐカードかを先に考えましょう。
7ターン目の召喚で、場は変わるが盾は減らない
マナ加速なしで毎ターン1枚ずつマナに置けば、7ターン目に7マナです。闇を含む7マナがすべて使え、手札がデスライガーを含む3枚なら、召喚後は手札2枚、使えるマナ0枚、場にデスライガーが1体増えます。
この時点では、相手の場もシールドも減っていません。登場時の除去はなく、召喚酔いで通常は攻撃もできないからです。相手へターンを返して、もう一度自分の攻撃の機会を迎える必要があります。
自然を組み合わせ、3ターン目の青銅の鎧で1枚増やして、その後も毎ターンチャージできれば6ターン目に7マナへ届きます。ただし闇の支払いを用意し、そこまで相手の攻撃を受け切ることが前提です。加速は召喚を早めますが、召喚酔いまで消すものではありません。
グランを倒すために、デーモン・コマンドを失う?
DM-04まで広げ、自分の場に前のターンからいるデスライガー、手札には悪魔神バロムがあるとします。相手の場にはアンタップしたグラン1体。次の自分のターンに8マナへ届く見込みの局面です。
今デスライガーで相手プレイヤーを攻撃し、グランにブロックされると相打ちになります。相手の大きな壁は消えますが、自分の場にほかのデーモン・コマンドがいなければ、次のバロムの進化元も失います。
攻撃せずに残すなら、グランとのそのバトルは起きません。次の進化へつなぐ準備を保てます。ただし、相手の除去を受けずに残る保証はありませんし、こちらが攻撃を控える分、相手に時間も渡します。大物だから毎回殴るというより、今の9000と次の進化のどちらに仕事をさせるかを考える場面です。
バロムへ進化すると9000は足し算しない

バロムは8マナ12000で、自分のデーモン・コマンド1体の上へ置く進化クリーチャーです。デスライガーを進化元にすれば、2枚重なった1体になります。パワーは通常12000で、下の9000と合わせた21000にはなりません。
バロムの登場時には、闇以外のクリーチャーを敵味方問わず墓地へ置きます。相手のグランは光なので通常は処理されますが、自分の青銅も自然なので巻き込まれます。こちらの小型を残して最後の攻撃に使う予定なら、進化前に誰が残るかを数えておきます。
すでに場にデスライガーがいれば、進化のためそのターンに払うのはバロムの8マナ。空の場から同じターンにデスライガー7、バロム8と続けるなら計15マナです。前のターンから進化元を置くことが、重い進化の支払いを分ける準備になります。
9000の主役にも、最後の一撃を担う仲間が必要
相手の盾が2枚で、ブロッカーやトリガーの妨害がなければ、デスライガーの攻撃で盾を0枚にできます。ただし、その1回で直接攻撃まで終わるわけではありません。同じターンに勝つなら、もう1体の攻撃役が必要です。
小型が先に盾を1枚割り、その後デスライガーが残り1枚を割る順番では、2体とも攻撃を使い終えます。盾2枚の局面なら、通常はデスライガーから2枚を割り、小型の直接攻撃を残す形を考えます。相手のブロッカーやトリガーがある場合は、もちろん通り方が変わります。
デーモン・ハンドやナチュラル・トラップは、通常9000というパワーに関係なくデスライガーを処理できます。バトルに強いことと、除去に強いことも分けて見たいところです。
S5/S10の獅子を、仲間と一緒に読み返す
初期版はS5/S10。弾別一覧や昔のデュエマ辞典から、ザガーン、グラン、バロムへと読み進めると、同じ9000が担う役目も変わって見えます。整理・売却の相談は表裏の写真と枚数を添えて買取相談フォームへ。短い能力欄の先には、攻める、残す、進化させるという選択がしっかり詰まっています。



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