超銀河剣 THE FINALで勝ち切るには?旧枠DM-31の全ブレイクと準備

平成コレクション

超銀河剣 THE FINAL / DM-31

全部割った。
最後の一撃は、誰が?

20マナの準備と、残しておきたい攻撃役。
2009年の大きな剣を、手札と盤面から読む。

準備のマナを数える →

相手のシールドを全部割る。ここまで豪快な剣なら、振った瞬間に勝てそうです。ところが《超銀河剣 THE FINAL》の後ろには、もう一仕事が待っています。相手の盾がなくなっても決闘は終わらず、その攻撃の後には自分の盾もなくなる。剣の名前はファイナルでも、最後の一撃を担当する仲間が欲しいのです。

ここでは2009年3月発売のDM-31版を取り上げ、準備のマナ、攻撃役の人数、トリガーで止まった場合を考えます。盤面は能力を読み解くために用意した例です。大会で起きた対戦や漫画の決着を再現したものではありません。

10マナの剣。持つ人は別に用意する

超銀河剣 THE FINAL DM-31 S2/S5
DM-31版の公式カード情報。闇文明、コスト10のサムライ・クロスギア。

THE FINALはクリーチャーではなくクロスギアです。通常は10マナで場へ出し、さらに10マナを支払ってクリーチャーにクロスします。置く費用と持たせる費用が別にあるので、すでに攻撃役がいる状態でも、通常の支払いは合計20マナ。財布なら二度見するところですが、もちろん別々のターンに払えます。

クロス先にはパワーが12000加わります。もとのパワー2000の不死身男爵ボーグなら14000。さらに、そのクリーチャーが攻撃する際、任意でG・ブレイカーを与えられます。相手の全シールドを割り、その攻撃の後に自分の全シールドも割る能力です。大きくなるだけで、ブロックされなくなる能力やスピードアタッカーまで付くわけではありません。

10ターン目に置き、11ターン目に振る

まず費用を分けます。自分の10ターン目、通常のマナチャージを済ませ、使用可能なマナが10枚、手札がTHE FINALを含む3枚あるとします。場には前のターンまでに出したボーグが2体。相手はこの準備中にこちらの場やマナを変えない、という条件で追います。

行動 自分の手札 総マナ/使えるマナ
10ターン目、チャージ後 3枚 10/10
THE FINALを10マナで出す 2枚 10/0
11ターン目、アンタップして1枚引く 3枚 10/10
チャージせず、ボーグAへクロス 3枚 10/0

クロスは場の剣を持たせる操作なので、この例の最後の行では手札を使いません。また、マナは支払ってタップするのであり、10枚とも墓地へ消えるわけではありません。各支払いには闇文明の条件も満たしているものとします。

11ターン目に1枚チャージする選択もあります。その場合は手札2枚、総マナ11枚となり、クロス後に1マナ残ります。その1マナで何をする予定があるのか。なければ、手札を残す選択にも理由があります。逆に、ここまで準備する間にボーグを除去されると、剣を置いたのに持つ人がいない。必要な20マナだけでなく、場の仲間を守る時間も重いカードです。

盾5枚を割った後、ボーグBの出番

クロスを終え、ボーグAとBが攻撃可能とします。相手のシールドは5枚、手札は2枚、自分のシールドは3枚、手札は3枚。ブロッカーも、使用するS・トリガーも、ほかの割り込みもない盤面です。

AがG・ブレイカーを得て相手へ攻撃すると、相手の盾5枚が手札へ移り、相手はシールド0枚・手札7枚になります。その攻撃の後、自分の盾3枚も手札へ移り、自分はシールド0枚・手札6枚。双方の手札が急ににぎやかになりました。しかし、この時点ではまだ勝っていません。

そこで残しておいたBが相手へ直接攻撃し、通れば勝利です。Aの14000を見せる場面の横に、いつもの2000が必要だったわけです。Bを先に攻撃させると、相手の盾を1枚減らせても、後からAが全ブレイクした時点で攻撃役を使い切ります。盾5枚の相手を倒す準備では、全部割る人と最後に攻撃する人を分けて数えます。

自分の場にAしかいなければ、割り切っても次の攻撃がありません。盾を失ったまま相手へターンを渡すため、相手に攻撃できる1体が残っているだけでも危険です。派手な能力を使えることと、そのターンに勝ち切れることは、ここで分かれます。

14000でも、1マナのギガに止められる

相手にアンタップしたラ・ウラ・ギガがいる場合も考えましょう。ギガはパワー2000のブロッカーです。14000のボーグをブロックしてバトルに負けても、その攻撃は相手プレイヤーへ届きません。パワー差が12000あるからといって、余った分でシールドを割れる仕組みではないのです。

ここで見えるのは、巨大な剣への対処が巨大なクリーチャーだけとは限らないこと。攻める側は、先にクリティカル・ブレードなどで壁を取り除く準備を考えます。ただし、クロスに10マナ使い切った後では、手札の2マナ呪文も通常は唱えられません。除去を使うターンと、剣を持たせるターンをどう配分するかが課題です。

クロス先をクリスタル・ランサーにすると、ランサー自身のブロックされない能力が働きます。8000に12000を足して20000。ただし、今度はリキッド・ピープルの進化元と6マナの進化を準備する必要があります。持ち手の能力で弱点を補える一方、デッキにはその持ち手を出すためのカードも必要になります。

ボルベルグなら、クロスの10マナを省ける

ボルベルグ・クロス・ドラゴン DM-14版
ボルベルグ・クロス・ドラゴンの公式情報

DM-14のボルベルグ・クロス・ドラゴンは、場にある自分のクロスギアを、コストを支払わず自分へクロスできる8マナのドラゴンです。THE FINALを前のターンまでに置いてあれば、ボルベルグの召喚に8マナを払い、剣を無料で持たせられます。もとの7000と合わせて19000。スピードアタッカーも自身が持つため、そのターンの攻撃が可能です。

この方法で省けるのは、場の剣をクロスする費用です。手札のTHE FINALまで無料で場へ出せるわけではありません。通常の準備なら剣の10マナとドラゴンの8マナを別途払い、合計18マナ。数字は少し軽くなり、何より持ち手を出したターンに攻められる点が変わります。

コッコ・ルピアが1体残っていれば、ドラゴンの召喚は8から6マナへ軽減できます。しかしサムライ・クロスギアであるTHE FINALの10マナは、コッコのドラゴン軽減の対象ではありません。支援役が何を安くするのかを分けると、手札の3枚が一つの流れとしてつながります。

相手のスパークで、最後の一撃が止まる

全ブレイクは、盾に眠るS・トリガーも相手へ渡します。相手がホーリー・スパークを使えば、こちらの後続までタップされ、ボーグBの直接攻撃はできなくなります。相手の盾が0枚でも、自分の攻撃できるクリーチャーも0体なら、そのまま押し切れません。

スパイラル・ゲートで、未攻撃のBを手札へ戻す対処にも同じ狙いがあります。大きな剣を持ったAだけが重要に見えても、守る側が消したいのは最後の一撃です。Aを戻した場合は剣そのものは場に残りますが、クロス先を失います。次に誰へ持たせ、いくら払うのかを考え直すことになります。

昔の記憶と違う? 全ブレイクの裁定を確認

古い対戦を振り返る際には、ルールの年代にも目を向けたいところです。公式の旧Q&A34886には1枚ずつブレイクする説明が残り、34887ではトリガーで増えた盾も割り続ける回答が載っています。一方、37688は同時ブレイク、37689は後から増えた盾を割らない回答です。

この差は、深緑の魔方陣で新しい盾を置く場面などに響きます。「昔こう遊んだ」という記憶だけで、今の処理を決めないようにしたい部分です。上の手札表と攻撃例は、追加の盾や途中の能力処理を入れずに組んでいます。また、自分の盾を割るタイミングは2022年公開の公式Q&Aにも説明があります。古いカードを使うことと、特定の年の裁定を復刻することは区別して読みましょう。

大きな剣の横にいた、小さな仲間も

THE FINALの面白さは、全ブレイクという大技の周りに、持ち手、マナ、壁への対処、最後の1体という仕事が集まるところです。カードを並べ直すなら、切り札だけでなく、一緒に使いたい昔のノーマルカードも探してみてください。

手元の版は収録番号やイラストから確認できます。ここで掲載した剣はDM-31のS2/S5で、発売月は公式商品一覧で確認しています。整理や売却の相談は買取の流れをご覧のうえ、査定フォームへ。別の勝ち筋を考えたい方は、昔のデュエマ辞典から次のカードへ進めます。

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