ボルメテウス・サファイア・ドラゴンの一撃|旧枠の盾焼却と攻撃順

平成コレクション

ボルメテウス・サファイア・ドラゴン / DMC-27

出た、そのターンに。
盾3枚を焼く一撃。

速さと14000の迫力。
その先の直接攻撃まで、誰でつなぐ?

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やっと出したドラゴンが、次のターンを待たずに飛んでくる。しかも盾が3枚、手札を経由せず墓地へ行く。ボルメテウス・サファイア・ドラゴンの怖さは、大きい数字だけでなく、反撃を用意する時間まで短くしてしまうところにあります。

それでも、出したら必ず勝ちというカードではありません。ブロッカーがいれば止まり、盾を全部なくしても直接攻撃は別に必要です。ここでは旧枠のDMC-27版を見ながら、コスト、攻撃中のパワー、盾と手札の動き、小型を残す理由を整理します。

ボルメテウス・サファイア・ドラゴン DMC-27 4/55
公式カード情報・画像出典:ボルメテウス・サファイア・ドラゴン DMC-27

10マナ11000。攻撃中は14000になる

サファイアは火文明のアーマード・ドラゴンで、コスト10、パワー11000。DMC-27版のレアリティはベリーレアです。スピードアタッカー、パワーアタッカー+3000、T・ブレイカーを持ち、ブレイクする盾を相手の手札の代わりに墓地へ送ります。

スピードアタッカーなので、通常の召喚酔いを待たずに攻撃できます。攻撃中のパワーは11000+3000で14000です。一方、相手のターンに攻撃されるときは、通常11000でバトルします。いつでも14000と数えるわけではありません。

T・ブレイカーは1回の攻撃で盾を3枚ブレイクする能力です。3回連続で攻撃する能力ではありません。通常は1回攻撃すればタップするので、その後にもう一度攻撃するには別の仕組みが必要です。大きい一撃と多い攻撃回数を分けて考えます。

盾が5枚から2枚へ。相手の手札は増えない

手動で作った検討例です。相手の盾は5枚、手札は2枚。ブロックや他の妨害はなく、サファイアの攻撃で盾を3枚ブレイクするものとします。この3枚は手札へ加える代わりに墓地へ行くため、盾は2枚になり、手札は2枚のままです。

攻撃で起こること 通常の3枚ブレイクを仮定 サファイアの3枚ブレイク
相手の盾 5枚→2枚 5枚→2枚
相手の手札 2枚→5枚(追加処理がない場合) 2枚のまま
ブレイクした3枚の行き先 手札 墓地

サファイアがブレイクして墓地へ送った盾は、手札に加わっていません。その盾のS・トリガーを使わせずに減らせます。盾にデーモン・ハンドホーリー・スパークがあっても、通常の盾ブレイクと同じようには反撃できません。

ただし、相手がもともと持っている手札2枚は捨てさせていません。相手の場のクリーチャーを全部消したわけでもありません。盾から増えるはずだった選択肢を渡さない働きであって、相手のあらゆる行動を封じる能力ではないのです。

盾が3枚でも、サファイア1体では直接攻撃まで届かない

相手の盾が3枚なら、サファイアの一撃で0枚にできます。しかし、その攻撃の途中で余った力を直接攻撃に回すことはできません。盾がなくなった後、もう一度相手プレイヤーへ攻撃する必要があります。

ここで場に、前のターンからいるアクア・ハルカスが残っていたとします。ほかに妨害がなければ、サファイアで先に3枚を墓地へ送り、ハルカスで直接攻撃する順番を作れます。最後を決めるのが小型というのは、重い切り札を使うデッキでも大事な景色です。

順番を逆にしてハルカスで先に1枚割ると、その盾は通常は相手の手札へ加わります。そこにS・トリガーがあれば、サファイアの攻撃前に使われる可能性があります。残りの盾が2枚になればサファイアで全部なくせますが、ハルカスもサファイアも攻撃済みで、直接攻撃役が残らない場合があります。

盾の枚数と攻撃順を数えずに「強いカードを最後に出そう」と考えると、かえって一手遅れます。この例では、先に盾を焼く大型、最後に直接攻撃する小型という役割分担ができます。

14000でも、1マナのギガに止められる

サファイアには「ブロックされない」という能力はありません。相手にアンタップしたラ・ウラ・ギガがいれば、通常はその攻撃をブロックできます。14000対2000のバトルではギガが負けますが、その攻撃で相手の盾はブレイクされません。

パワーで大きく勝ったからといって、残りの力が盾に届くわけではありません。ギガは倒れても、3枚の盾が焼かれるのを1回止めたことになります。大きなドラゴンに小さな壁が立ち向かう場面には、ちゃんと計算上の意味があります。

グラン・ギューレの9000も、通常のバトルでは攻撃中14000のサファイアに負けます。それでもブロックを選べば、その攻撃は盾まで通りません。相手のブロッカーを先に戻す、タップする、破壊するなどの準備が必要な盤面もあります。

ボルメテウス・ホワイトとの違いは、待つ時間にもある

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン DM-06 S8/S10
公式カード情報・画像出典:ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンは7マナ7000のW・ブレイカーで、同じく盾を手札の代わりに墓地へ送ります。ただし、ホワイト自身にスピードアタッカーはありません。通常は出した後、攻撃までに相手のターンを挟みます。

その間にデス・スモークなどで処理される余地があります。サファイアなら自分のターンに出してすぐ攻撃する動きを作れるため、相手の次の通常の呪文使用まで待つ必要がありません。もちろん、ブロックや他の処理によって止まる可能性は別に残ります。

重い10マナを支払う代わりに、登場から一撃までを短くする。7マナのホワイトを先に置いて次のターンを目指すのか、10マナのサファイアで登場したターンに動くのか。コストと盾の枚数だけでなく、攻撃できる時点にも違いがあります。

コッコがいるなら8マナ。鳥を出し直す分も数える

コッコ・ルピアが1体いれば、ドラゴンの召喚コストを2減らせます。サファイアはアーマード・ドラゴンなので、通常10マナの召喚を8マナにできます。火の支払いは必要です。軽減されても、パワーやT・ブレイカーの枚数は変わりません。

たとえば通常のマナチャージを毎ターン1枚行い、3ターン目にコッコを出し、そのまま残ったとします。他のマナ加速がなければ、8ターン目に8マナへ到達してサファイアを召喚する例になります。コッコがいない場合の通常10マナと比べて、必要な到達点が下がります。

しかし、8マナある場面でコッコを新しく出してからサファイアを出そうとしても、コッコに3マナ使うと残りは5マナです。軽減後の8マナには届きません。同じターンに両方を通常召喚するなら3+8で11マナ必要になります。場にすでにいる鳥と、手札にいる鳥を同じようには数えられません。

攻撃を通す準備に、あと2マナを残す

コッコが前からいる状況で、10マナを使え、水と火の支払いを分けられるなら、スパイラル・ゲート2マナと軽減後のサファイア8マナを同じターンに使う例を作れます。相手のブロッカーを戻してからサファイアを出せば、壁をどかして攻撃へ向かえます。

ただし戻したブロッカーは相手の手札にあるので、そのターンに勝ち切れなければ出し直される可能性があります。相手の盾が5枚なら、サファイア1回では2枚残ります。後続の攻撃役、残りの盾、次に守れる自分の場まで見て、どこまで進める一手なのかを考えます。

当時の記憶と、確認できた資料をつなぐ

後年の公式カードであるDMEX-17版のフレーバーには、アフター・ジェネレーションとスプリング・ギャラクシー・リーグへの言及があります。サファイアの競技史を調べる入口になる資料ですが、それだけで個々の対戦の手札や攻撃順まで復元できるわけではありません。

このページの盤面は能力を理解するための検討例です。大会で実際に起きた場面は、対戦記録や当時の使用可能カードを確認しながら昔のデュエマ辞典へつなげます。ルールや使用制限を決めて遊ぶ場合は、時期と形式も揃えてください。

旧枠サファイアを写真から確認する

買取やコレクション整理の相談はお問い合わせフォームへ。DMC-27などの収録番号、表裏の写真、枚数、状態を分かる範囲でお知らせください。同名でも再録や絵柄が違うため、名前だけで価格を約束することはできません。

運営は株式会社数強塾、代表者は藤原進之介です。火文明ガイドから周囲の小型や除去も読めます。切り札の一撃を支えた鳥や、最後に攻撃した小さな仲間も、サファイアと一緒に振り返ってみてください。

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