「あと1回」を買ってくれる、5マナの聖者
シールドがなくなった。相手には、次のターンに攻撃してくるクリーチャーがいる。ここで無頼聖者スカイソードを出すと、空っぽだったシールドゾーンへ1枚が戻ります。負けを待つだけに見えた場面で、もう一度カードを引く機会が生まれるかもしれません。
ただし、「シールドが増えたから安心」とまでは言えません。相手の攻撃が1回なのか、2回なのか。普通に割られるのか、ボルメテウスに焼かれるのか。そこを数えてみると、スカイソードが稼いだ時間と、まだ足りない守りが見えてきます。
スカイソードの能力・種族・収録弾

公式カード情報によると、光・自然の5マナ、パワー2000。場に出たとき、山札の上の1枚をマナへ置き、その次の1枚を裏向きでシールドへ加えます。スカイソード自身をマナへ置く場合は、多色なのでタップして置きます。
覚えたいのは、1枚目がマナ、2枚目がシールドという順序です。山札の上2枚を見比べて、好きな方をシールドにする能力ではありません。手札のS・トリガーを選んで置くわけでもありません。シールドに入るカードは、別の効果で分かっている事情がなければ、中身の分からない1枚です。
以下ではDM-10までのカードを使い、説明用の盤面を一つずつ比べます。実際の大会の再現や、対戦シミュレーションで測った勝率ではありません。カードの移動と攻撃回数を確認するための例です。
シールド0枚から1枚。ボーグが1体なら耐えられる
自分はシールド0枚、ブロッカーなし。スカイソードを召喚してシールドを1枚増やしました。相手には前からいる不死身男爵ボーグがいて、次のターンにプレイヤーを攻撃してきます。相手が追加の攻撃役を出さず、こちらの新しいシールドにも状況を変えるトリガーがない場合です。
| 相手の攻撃役 | 攻撃の流れ | 結果 |
|---|---|---|
| ボーグ1体 | ボーグが増えた盾1枚をブレイク | 盾0枚になるが、この攻撃だけでは負けない |
| ボーグ2体 | 1体目が最後の盾を割り、2体目がプレイヤーへ | ほかの妨害がなければ2回目で負ける |
スカイソードは場にいてもブロッカーではありません。2000のクリーチャーが立っているからといって、2体目のボーグを止めることはできません。「盾1枚とクリーチャー1体が増えたから、2回分守れる」と数えると、ここでずれてしまいます。
増えた盾が普通にブレイクされれば、そのカードは自分の手札へ入ります。召喚前の手札が3枚だったなら、スカイソードを出して2枚、次の相手ターンに盾が割られて3枚です。盾を増やした瞬間には引いていませんが、相手に割られたあとで、手札に戻ってくる可能性があるわけです。
増えた盾がゲートなら、止める相手を間違えない
相手がボーグ2体で攻めてきたとき、新しいシールドがたまたまスパイラル・ゲートなら、S・トリガーで使えます。この場面で戻したいのは、すでに盾を割った1体目ではなく、まだ攻撃していない2体目です。後続を手札へ戻せば、その2体目の攻撃は来ません。
攻撃済みのボーグを戻しても、未攻撃のボーグは残ります。盾0枚へそのまま攻撃されれば負けです。同じゲートを同じタイミングで使っても、対象の選び方で結果が変わります。「トリガーを踏ませた、助かった!」の一呼吸あとに、もう一度場を見るところです。
もちろん、スカイソードの能力だけではゲートを仕込めません。何が入ったか分からないシールドを、最初から都合のよいトリガーとして扱わず、何も起きない場合でも耐えられるかを先に考えます。
ボルメテウスには焼かれる。でも盾1枚の意味は残る

今度は相手の攻撃役がボルメテウス・ホワイト・ドラゴン1体です。こちらのシールド0枚からスカイソードで1枚に増やすと、その1枚はボルメテウスの攻撃で墓地へ送られます。手札には入らず、入っていたカードのS・トリガーも使えません。
それでも、その攻撃だけでダイレクトアタックまで受けるわけではありません。W・ブレイカーが1枚だけ残ったシールドを割っても、余った1枚分がプレイヤーへの攻撃へ変わることはありません。ボルメテウス1体の1回だけなら、シールドはなくなってもターンを返してもらえます。手札が増えない点は、ボーグの例との大きな違いです。
反対に、もともとシールドが1枚あり、スカイソードで2枚にしても、ボルメテウスのW・ブレイカーで2枚とも焼かれます。そのあと別のボーグが攻撃できるなら負けてしまいます。盾の枚数だけを増やしても、相手のブレイク枚数次第では、必要な攻撃回数が増えないのです。
ブロッカーを置く守りとは、何が違う?
ラ・ウラ・ギガなら、ボルメテウスの攻撃をブロックすると2000対7000のバトルでギガは破壊されますが、その攻撃によるシールドのブレイク自体を防げます。1体を使って、W・ブレイカーの攻撃を丸ごと止める形です。
一方、ブロッカーはウインドアックスなどで先に壊されることがあります。スカイソードで増やしたシールドは、スカイソード自身があとで破壊されても減りません。クリーチャーを守る必要がある守りと、シールドへ置いておく守り。それぞれ相手に崩される方法が違います。
5マナの召喚後、マナは6枚・手札は1枚減る
5マナをすべて使って出すと、マナの合計は能力で6枚になります。山札からマナへ入ったカードが単色なら、その1枚は使える状態です。多色ならタップして入るため、すぐ使えるマナは残りません。光と自然を含む必要な5マナは、召喚する前に用意しておきます。
手札が4枚なら召喚後は3枚です。山札の2枚はマナとシールドへ行くので、手札は増えません。場に2000が1体、マナが1枚、盾が1枚。それぞれ置き場所が違う3つの成果を、「3枚引いた」とまとめてしまわないことが大切です。
ホーリー・メールは4マナで、手札から選んだ1枚をシールドへ置けます。手札4枚から呪文を使うと3枚、さらに1枚を盾へ置いて2枚です。狙ったトリガーを仕込めるかわりに、マナもクリーチャーも増えません。今使えるのが4マナなのか5マナなのか、手札のトリガーを選びたいのかで使い分けが変わります。
7マナで戻して出し直すと、盾はもう1枚増える
すでに自分の場にスカイソードがいて、使えるマナが7枚あるとします。水を含む2マナでスパイラル・ゲートを使って自分のスカイソードを手札へ戻し、光と自然を残した5マナで出し直せば、登場時の能力をもう一度使えます。最初の能力で増えた盾やマナが消えるわけではありません。
このとき手札が3枚なら、ゲートを使って2枚、スカイソードが戻って3枚、出し直して2枚です。マナは能力で7枚から8枚、シールドはさらに1枚増えます。ただし、戻して出したスカイソードは新しく場に出たクリーチャーとして召喚酔いします。出し直す前には攻撃できたとしても、その攻撃役を今ターンは使えなくなる点に注意します。
ゲート1枚と7マナを費やすため、無料で何度でも回せる動きではありません。手札を減らして盾を増やす必要が本当にあるか、別のクリーチャーを展開する方がよいかを比べたいところです。
耐えた次のターンに、何をするかまで考える
1ターン待ってもらえても、次に同じ数の攻撃が来るなら、また守りが必要です。増えたマナで相手の場を減らすのか、残ったスカイソードを攻撃に使うのか。手札を見て、耐えたあとの一手も用意しておきましょう。盾1枚は勝利そのものではありませんが、そこから選び直せる余地を作ってくれます。
同時期の多色はDM-10全カードガイド、攻撃役との比較はゴンタの使い方へ。カードを整理して売却を考えている方は、買取の流れを確認して査定フォームへご相談ください。



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