大きなドラゴンを出せたら、次のターンこそ攻撃だ。そんな待ち時間をひっくり返すカードと、そもそも次のターンのマナを減らしてしまうドラゴンが同じ弾にいます。DM-08「超神龍の復活」は、切り札を出すまでと、出してからの動きがぐっと面白くなるセットです。
公式年表では2003年12月に登場。ここではDM-01からDM-08までを中心に、手札、マナ、攻撃できる条件を順に追います。対戦例は能力を比較するために条件を決めたものです。当時の大会の再現や、現在の大会にそのまま持ち込めるデッキの紹介ではありません。
まずは画像で、あのカードを探そう
バジュラの姿を見て「あ、これだ」となったら、その下を支えていたカードにも目を向けてみてください。画像の案内から本文や個別記事へ進めます。全60種の名前と公式ページは、このページの最後にまとめました。
超竜バジュラ攻撃時のマナ破壊を数える
幻想妖精カチュア呼び出せるタイミングを見る
トット・ピピッチ相手のドラゴンにも働く応援
ブレイン・チャージャー手札とマナを詳しく数える
予言者マリエル3000以上が攻撃できない場
スケルトン・バイス相手の手札を2枚減らすバジュラは、盾を割る前にマナを減らす
超竜バジュラは火の7マナ、パワー13000の進化アーマード・ドラゴン。自分のドラゴン1体の上に重ねます。攻撃するとき、相手のマナから2枚まで選んで墓地へ置かせ、シールドへの攻撃が通ればT・ブレイカーで3枚を割ります。
相手のマナが6枚、盾が5枚、場にアンタップしたラ・ウラ・ギガが1体いるとします。バジュラで相手プレイヤーを攻撃し、能力でマナ2枚を墓地へ置くと、相手のマナは4枚。その後ギガがブロックすれば、パワー2000のギガがバトルで破壊され、盾は5枚のままです。ブロックで盾は守れても、失ったマナまでは戻りません。
ギガがブロックせず、他の能力やトリガーが何も起こらなければ、盾は5枚から2枚になります。マナ破壊は攻撃時、ブレイクは攻撃が通った後。この順番を分けると、バジュラの怖さが数字になります。相手が次のターンに1枚チャージしても、マナは4枚から5枚。もともと予定していた6マナの行動に届かない、という事態が起こります。
どの2枚を選ぶかも大事です。枚数を減らすだけでなく、相手が必要とする文明が残るかを見ます。ただし、手札の中身まで知っている前提で「必ず何もできない」とは言えません。手札から不足文明をチャージされることもあります。目の前のマナと、相手がすでに見せたカードを材料に考えましょう。
ボルメテウスから進化。強くなるもの、消えるもの
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンはアーマード・ドラゴンなので、バジュラの進化元にできます。アンタップしているボルメテウスに重ねれば、進化クリーチャーのバジュラはそのターンに攻撃できます。一方、すでにタップしている進化元に重ねても、勝手にアンタップするわけではありません。
そして、ボルメテウスの盾を墓地へ送る能力を、バジュラが引き継ぐわけではありません。バジュラのブレイクは通常どおり盾を手札へ加えるので、S・トリガーが使われる可能性があります。13000と3枚ブレイクに目が行く場面でも、「今ある盾焼却を残すか」という選択はあります。進化は何でも上乗せする合体ではないのです。
進化元を先に出し、次のターンまで残せるかも考えどころです。スパイラル・ゲートで戻されたり、デーモン・ハンドで破壊されたりすれば、手札のバジュラだけでは場に出せません。大きいカードを引くことと、進化の準備ができていることは別々に確認します。
カチュアは7マナ。出した瞬間には呼べない
幻想妖精カチュアは自然の7マナ、パワー3000のスノーフェアリーです。攻撃のかわりにタップして、山札からドラゴンを1体出せます。山札をシャッフルし、そのドラゴンはスピードアタッカーを得ますが、ターンの終わりには自分の墓地へ置かれます。
能力を使うには、まずカチュア自身が召喚酔いしていないことが必要です。7マナを払って出した直後、さらにタップしてドラゴンを呼ぶ、という動きにはなりません。前のターンからいるカチュアでボルメテウスを呼べば、呼ばれたボルメテウスはそのターンに攻撃できます。自力で7マナ召喚した場合の待ち時間とは、ここが違います。
また、呼び出しは攻撃のかわりに行います。その後、通常のメインステップへ戻って手札のバジュラを召喚する流れにはできません。カチュアで呼ぶドラゴンと、手札から進化させる準備は分けて考えます。タップ能力のタイミングは、春風妖精ポップルの解説でも手番ごとに追っています。
たとえば呼んだボルメテウスの攻撃が通り、相手の盾2枚を墓地へ送れても、ターン終了時にそのボルメテウスは墓地へ行きます。場に切り札がずっと増えたわけではありません。次の攻撃役をどう残すか、カチュアが次のターンまで生き残れるか。派手な登場の後まで見ると、この能力を使う計画が具体的になります。
トット・ピピッチの応援は、相手にも届く
火の3マナ、パワー1000のファイアー・バード、トット・ピピッチ。場にいる間、ドラゴンすべてにスピードアタッカーを与えます。「自分の」と書かれていないので、相手のドラゴンも対象です。こちらの応援団を出したつもりが、向こうの切り札まで元気になる。小さな鳥ですが、そこは見逃せません。
前のターンからトットがいる状態で、こちらがボルメテウスを召喚すれば、そのターンから攻撃できます。ただし相手のターンにもトットが残れば、相手が召喚したドラゴンも待たずに攻撃できるようになります。自分だけが使うコッコ・ルピアのコスト軽減とは、助ける範囲も仕事も違います。
トット自身はファイアー・バードで、ドラゴンではありません。自分の能力で自分がスピードアタッカーになるわけではなく、コッコのドラゴン軽減も受けません。3マナの小鳥を複数並べるなら、そのぶん大型を出す前に使う手札とマナがあることまで数えておきましょう。
トット・ピピッチの詳しい使い方では、3ターン目コッコから5ターン目ボルメテウスまでの手札とマナ、残り盾2枚から攻める順番を表と具体例で追えます。
4ターン目のチャージャーで、5ターン目は6マナ
ブレイン・チャージャーは水の4マナで1枚引き、使い終えた呪文自身をマナへ置きます。山札からマナ用のカードを追加でめくる効果ではありません。手札から使ったチャージャーが、ドローを済ませてからマナへ移動します。
先攻、初期手札5枚、1ターン目は引かず、毎ターン1枚チャージする例です。最初の3ターンに他のカードを使わなければ、手札は4枚、マナは3枚。4ターン目に引いてチャージした後も手札4枚で、マナは4枚になります。
| 処理 | 手札 | マナ総数 |
|---|---|---|
| 4手目のチャージ後 | 4枚 | 4枚 |
| 呪文を使い1枚引く | 4枚 | 4枚 |
| 呪文自身がマナへ | 4枚 | 5枚 |
| 5手目に引きチャージ | 4枚 | 6枚 |
4ターン目の最後に増えた水のマナはアンタップで置かれます。もとの4枚は支払い済みなので、使えるのは新しい1マナです。5マナ全部をもう一度使えるわけではありません。手札を減らさず次の大型へ近づける一方、その4マナではクリーチャーを出していない。この空白を相手に攻められる可能性もあります。
マリエルがいると、大型ほど動けない
予言者マリエルは光の4マナ、パワー1000。場にいる間、パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できません。相手だけでなく自分にもかかるため、こちらのバジュラやボルメテウスも足止めされます。大きいほど偉い、という普段の感覚が逆転する1枚です。
パワー2000の不死身男爵ボーグなら、ほかの条件を満たせば攻撃できます。小型を並べる相手にマリエル1体だけで守り切れるわけではありません。マリエル自身にもブロッカーはないので、相手の残り攻撃役と自分の盾を数える必要があります。
また、カードの注記では、攻撃前は3000未満で、攻撃中にパワーが追加された場合は攻撃できると示されています。常にパワーを上げる効果と、攻撃中だけ上げる効果を一緒に扱わないことがポイントです。まず宣言する前の数値を見る、と覚えると整理しやすくなります。
スケルトン・バイスは、相手の次の選択を削る
闇の4マナのスケルトン・バイスは、相手の手札を見ないで2枚選び、墓地へ置かせます。相手の手札が3枚なら1枚へ、自分は呪文1枚を使うので手札4枚から3枚へ。盤面のクリーチャーも、相手のマナも減ってはいません。すでに並んだ攻撃役には、別の対処が必要です。
相手の手札が1枚なら、その1枚だけを墓地へ置きます。0枚なら捨てさせるカードはありません。ゴースト・タッチやロスト・ソウルと読み比べると、必要なマナと捨てさせる枚数の違いが見えます。大きな呪文ほど常によいのではなく、そのターンの相手の手札に仕事が残っているかを見ます。
切り札と、その前の数ターンを一緒に思い出す
DM-08の束を開いたら、光るドラゴンだけでなく、ブレイン・チャージャーやトット・ピピッチも並べてみてください。主役を出すまでに何を使っていたか、どのカードをマナへ置くかで迷ったか。小さなカードのほうから、デッキの動きが思い出せることもあります。
DM-07のタップ能力とチャージャー、DM-06のドラゴンとコッコへ進むと、同じ時期のカードを役割ごとに比較できます。査定を希望するカードは、カード名、右下の番号、表裏の状態が分かる写真を添えて、バナーからご相談ください。読み物の戦術評価と、実物を確認して決める査定額は分けてご案内します。
DM-08 全60種のカード一覧
各カード名からタカラトミーの公式カード詳細へ進めます。番号はこのDM-08版のものです。同名の再録を探すときも、番号とイラストを合わせて確認してください。
スーパーレア5種
通常番号55種
- 1/55 開眼者クーカイ
- 2/55 アクア・レンジャー
- 3/55 暗黒皇女メガリア
- 4/55 紅神龍ジャガルザー
- 5/55 幻想妖精カチュア
- 6/55 光器サーシャ
- 7/55 疾風の守護者スール・ミース
- 8/55 予言者マリエル
- 9/55 アクア・グラップラー
- 10/55 ビコラキス
- 11/55 マリン・スクランブル
- 12/55 黒神龍ガルバジーク
- 13/55 恐怖の影スクリーム・アサシン
- 14/55 スケルトン・バイス
- 15/55 爆竜兵ドラグストライク
- 16/55 重装兵ガルバック
- 17/55 レジェンド・アタッカー
- 18/55 緑神龍ガミラタール
- 19/55 カーボナイト・ビートル
- 20/55 ライフ・チャージャー
- 21/55 日向草
- 22/55 レーザー・ウィップ
- 23/55 ドラコ・バリアー
- 24/55 ラリシウス
- 25/55 テンペスト・キラーホエール
- 26/55 ウェーブ・ランス
- 27/55 単車男
- 28/55 機怪人形ガチャック
- 29/55 ディメンジョン・チョーカー
- 30/55 ブルーザー・ドラゴン
- 31/55 ロケットダイブ・ワイバーン
- 32/55 クリムゾン・チャージャー
- 33/55 シェル・コロシアム
- 34/55 竜舞の化身
- 35/55 パワー・チャージャー
- 36/55 光器マーシャ
- 37/55 乱撃の使徒ミガロ
- 38/55 日輪の守護者ソル・ガーラ
- 39/55 ソーラー・チャージャー
- 40/55 イリュージョン・フィッシュ
- 41/55 キャンディ・クラスター
- 42/55 グレープ・ジェリー
- 43/55 ブレイン・チャージャー
- 44/55 ギガクローズ
- 45/55 黒神龍ギランド
- 46/55 暴虐虫タイラント・ワーム
- 47/55 リバース・チャージャー
- 48/55 バトルシップ・ワイバーン
- 49/55 紅神龍メルガルス
- 50/55 肉弾兵ウルティモ
- 51/55 トット・ピピッチ
- 52/55 緑神龍グレガリゴン
- 53/55 食獣セニア
- 54/55 沈黙するバックラー・ホーン
- 55/55 怒髪の豪腕



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