クローン・ファクトリーで何を回収する?旧枠DM-04の手札と残りマナ

平成コレクション

クローン・ファクトリー / DM-04

切り札は戻った。
マナは足りる?

手札が増える、その裏で。
回収する1枚と2枚の違いを盤面から。

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序盤にマナへ置いた切り札が、終盤になって急に恋しくなる。デュエマではおなじみの悩みです。あのときは重くて使えなかった。でも、今ならあの一枚がほしい。クローン・ファクトリーは、そんなマナゾーンをもう一度手札として使うための、DM-04の小さな工場です。

ただし、カードを複製して増やすわけではありません。回収した分だけマナは減ります。切り札を取り戻したのに、支払うマナが足りなくなったら本末転倒。手札の喜びとマナの寂しさを、同じ表で見ていきましょう。以下はDM-01〜DM-04のカードを中心にした説明用の局面で、実際の大会記録ではありません。

3マナで、自分のマナから2枚まで回収する

クローン・ファクトリー DM-04 44/55
画像・能力:タカラトミー公式・クローン・ファクトリー

水文明のコモン呪文で、コストは3。自分のマナゾーンからカードを2枚まで選び、自分の手札へ戻します。クリーチャーだけに限られず、呪文も選べます。タップ中のカードを除外する条件もないため、この呪文の支払いに使ったマナから回収することもできます。

一方、相手のマナには触れず、バトルゾーンのクリーチャーも戻せません。名前だけでは役割を覚えにくいカードですが、回収元はあくまで自分のマナです。スパイラル・ゲートのような、相手の場を手札へ戻す除去とは分けて考えます。

S・トリガーはありません。盾から手札へ来ても、このカード自体をその場で無料使用することはできません。回収したカードにS・トリガーがあっても、マナから手札への移動なので、それを理由に無料で使うことはできません。

6マナから2枚戻す。残りは4マナ、使えるのは?

自分のマナが6枚すべてアンタップしていて、手札がファクトリーを含む3枚とします。水を含む3枚をタップして唱えた直後は、タップ3枚、アンタップ3枚です。そこからどの2枚を戻すかで、そのターンに使えるマナが変わります。

回収する2枚 回収後のマナ総数 使えるマナ 手札
支払いに使ったタップ中の2枚 4枚 3枚 4枚
タップ中1枚と未使用1枚 4枚 2枚 4枚
未使用の2枚 4枚 1枚 4枚

手札は、呪文を使って3枚から2枚、2枚回収して4枚。どの行でも同じですが、使えるマナは同じではありません。戻したいカードを支払いに使えるなら、先にタップしてから回収することで、他のアンタップしたマナを残せます。

ただし、手札へ戻したいカードより、必要な文明の支払いを優先しなければならない場合もあります。単に3枚タップすればよいのではなく、水の支払いを満たしたうえで回収先を考えます。呪文を唱えてから支払い方を巻き戻すのではなく、最初に手順を決めておきたいところです。

同じ6マナでも、ハルカスを出せるかが変わる

アクア・ハルカス DM-01 80/110
アクア・ハルカスの公式カード情報

表の一番上なら、回収後もアンタップのマナが3枚残ります。その中に水の支払いができるカードがあり、回収した2枚の一方がアクア・ハルカスなら、続けて召喚できます。手札は回収後4枚から3枚になり、登場時に1枚引くと4枚へ戻ります。

自分の場にはハルカスが1体増え、ファクトリーは墓地へ。マナは総数4枚で、残りはすべてタップした状態です。山札から新しく引いた1枚はハルカスの能力によるもので、ファクトリーそのものは山札を減らしていません。

未使用のマナ2枚を回収した一番下の行では、使えるのは1マナだけ。同じハルカスを手札へ戻しても、そのターンには3マナを払えません。回収するカードの名前だけでなく、回収する前にそのカードが縦向きか横向きかで、続く行動が変わるのです。

2枚回収すると、次の6マナが遠くなる

今のターンに使えるマナを残しても、マナの総数が減った事実は残ります。6枚から2枚回収すれば4枚。次の自分のターンに通常チャージを1枚しても5枚です。途中で他のマナ加速がなければ、6マナのカードには届きません。

例えば、マナに置いていたグラン・ギューレを取り戻し、次のターンに出す予定だったとします。もう1枚も一緒に回収すると、グランは手札にあるのに5マナしかない。切り札を救出したつもりが、召喚のほうが1ターン遅れてしまいます。

ファクトリーは2枚「まで」なので、グラン1枚だけを戻す選択もできます。元の6枚から1枚減って5枚、次のターンに1枚置けば6枚です。光の支払いを残せていて、手札からチャージするカードも確保できるなら、次のターンにグランを出す予定が成立します。

最初の手札が3枚なら、1枚回収は3枚から2枚、そして3枚へ。手札の数は増えませんが、ほしい6マナのカードを手元へ戻しながら、次の6マナも保てます。毎回2枚回収することが得とは限らない、というのがこの工場の面白いところです。

5マナで、回収したゲートをそのまま使う

手元に除去がなく、マナにスパイラル・ゲートがある場面も考えてみます。使えるマナが5枚あり、水の支払いを2回行える配置なら、まずファクトリーへ3マナを使い、その支払いに使ったゲートを含む2枚を回収。アンタップの2マナを残せれば、ゲートを唱えられます。

手札3枚からファクトリーで2枚、2枚回収して4枚、ゲートを使って3枚。相手の厄介なクリーチャーを手札へ戻せます。ただし、自分のマナ総数は5枚から3枚に減っています。今の危機をしのげた一方で、次の大型へ向かう準備は後退しました。

相手の盾が0枚で、こちらに攻撃可能なクリーチャーがいて、邪魔なブロッカー1体だけをどかせばよいなら、この回収がそのまま勝ち筋につながることもあります。反対に、相手の場にまだ何体も攻撃役がいるなら、1体を戻しただけでは安全とはいえません。回収できたことより、回収した札で何が変わるかを見ます。

ナチュラル・トラップで送られた仲間も取り戻せる

ナチュラル・トラップなどで自分のクリーチャーがマナへ置かれた場合も、そこにあるカードをファクトリーで回収できます。場から直接手札へ戻すのではなく、いったんマナへ行ったカードを手札へ取り戻す流れです。

ただし、回収したクリーチャーは場へ復帰していません。再び召喚するならコストが必要で、通常クリーチャーは出し直したターンに召喚酔いがあります。以前のターンから場にいた、という攻撃可能な状態まで一緒に持ち帰るわけではありません。

除去された切り札を再利用できるのは頼もしいものの、回収3マナと再召喚の支払い、失った攻撃の機会まで必要になります。相手が次に攻め切りそうなら、大型の再登場よりも、軽いブロッカーや除去を回収するほうが間に合う場合があります。

青銅やアシダケのマナを、後半の選択肢にする

青銅の鎧で山札からマナが増えると、予定外の切り札がマナへ入ることもあります。ファクトリーがあれば、それを必要なタイミングで回収する案を持てます。ただし、山札のどのカードがマナへ行くかを事前に知っている前提では計画しません。

一方、シビレアシダケで手札から置く場合は、置くカードを自分で選べます。今はマナを伸ばすために置き、後で回収する構想も可能です。それでも、回収札を引ける保証がなければ、今必要な唯一のカードを気軽に置けるわけではありません。

自然のマナ加速と水のマナ回収は、ただ合わせれば無限に得をする組み合わせではありません。増やしたマナを後から手札へ変換し、どの時点で支払い能力より手札の内容を優先するかを決める関係です。

引く、探す、回収する。その一枚はどこにある?

サイバー・ブレインは山札の上から引き、クリスタル・メモリーは山札から探します。ファクトリーが見るのは、すでに公開されている自分のマナです。必要なカードがどこにあるかで、役に立つ呪文も変わります。

DM-04版は44/55。昔のデュエマ辞典弾別一覧で関連カードも探してみてください。整理・売却の相談は、表裏の写真と枚数を添えて買取相談フォームへ。マナに埋めた一枚を拾う前に、拾った後の支払いまで。地味なコモンほど、手順の差がよく見えます。

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