2色のカードで、マナを置く順番が変わった
火のカードなのに、自然でもある。水のカードなのに、闇でもある。DM-10「エターナル・アームズ」では、カードの色を見る時間が少し長くなります。2マナ4000のゴンタを出したいのに、マナを置く順番を間違えると出せない。小さな判断が、次の攻撃を1ターンずらしてしまうのです。
公式年表では、DM-10は2004年6月の聖拳編第1弾として紹介されています。このページでは全120種の名前と収録番号を公式カード情報で照合し、多色カードの使い方と一緒にまとめました。カードの能力だけでなく、手札からマナ、場へと動く流れを見ていきます。
対戦例はDM-10までのカードを使った独自の盤面検討です。実在の大会でこの順番が使われた、という記録ではありません。当時の全裁定や殿堂条件を再現したものでもなく、大会の記録は年代別の大会辞典で出典とともに扱っています。
6枚の画像から、使い方へ
予言者クルト光1マナの初動
無頼勇騎ゴンタ2マナ4000を出す順番
腐敗電脳メルニアブロックされないスレイヤー
無頼勇騎ウインドアックスブロッカー破壊とマナ追加
無頼聖者スカイソードマナとシールドへ1枚ずつ
無双竜機ボルバルザーク追加ターンと決着の期限多色1枚から2マナは出ない
DM-10の多色カードには、マナゾーンへタップして置く指定があります。置いたばかりのターンには、そのカードをさらにタップしてマナを支払うことができません。見た目に色が2つあっても、カードのマナの数値は1。公式Q&Aでも、1枚をタップして支払える文明は1つと説明されています。
たとえば、使えるマナが水・闇のメルニア1枚と光のクルト1枚だけだった場合。この2枚で、水と闇を両方必要とする別のメルニアは召喚できません。多色の1枚を水として使うなら、残りの1枚で闇を支払う必要があります。合計2マナあることと、必要な2文明を別々に支払えることは、分けて確認します。
反対に、メルニア1枚と水の単色カード1枚なら、メルニアを闇として使い、水のカードを水として使えます。余った色まで一度に出るわけではありませんが、どちらの文明に使うかを選べるのは便利です。多色を入れるときは、枚数だけでなく、同時に使う単色カードとの組み合わせも考えたくなります。
ゴンタを2ターン目に出す、2通りの並べ方
無頼勇騎ゴンタは火・自然の2マナ、パワー4000。ヒューマノイドとビーストフォークを持ちます。まずは先攻・初手5枚、1ターン目はドローなし、相手からの手札変化なしで考えます。
| 手番 | 行動 | 終了時 |
|---|---|---|
| 1ターン目 | 火・自然の多色カードをマナへタップして置く | 手札4枚/1マナ |
| 2ターン目 | アンタップ、1枚引く。火の単色をマナへ。火と自然を払いゴンタ召喚 | 手札3枚/2マナ使用済み |
| 3ターン目 | 1枚引いて1枚マナへ。前のターンのゴンタが攻撃できる | ほかに使わなければ手札3枚 |
この並べ方では、1ターン目にタップして置いた多色が、2ターン目には使えます。逆に、1ターン目に火の単色、2ターン目に火・自然の多色を置くと、その多色はまだタップ状態です。使えるのは最初の火1マナだけなので、ゴンタは出せません。同じ2枚でも、置く順番で差が出ました。
もちろん、1ターン目に火の単色、2ターン目に自然の単色を置くなら、2ターン目にゴンタを出せます。多色を先に置くこと自体が目的ではなく、使いたいターンに必要な文明と枚数を用意することが目的です。召喚したターンのゴンタは攻撃できず、スピードアタッカーも持っていません。
4000あるからシールドを2枚割る、ということもありません。ゴンタは1回の攻撃で通常1枚をブレイクします。相手のラ・ウラ・ギガ2000にブロックされればバトルには勝てますが、その攻撃でシールドは割れません。大きさを生かして守りを突破するのか、相手がブロックしないのか。その1回のやり取りを追うと、4000の意味が見えてきます。
ブレイズ・クローからゴンタへつなぐと、3ターン目には何枚の手札とシールドが残るでしょう。ゴンタの先攻3ターンとブロッカー比較で、ギガには勝って残り、イヤリングとは相打ちになる4000の働きを追っています。
そんな多色の時代にも、クルトの1マナが軽い
予言者クルトは光の1マナ、パワー500のライトブリンガー。派手な能力はありませんが、光の単色を1ターン目に置けば、その1マナですぐ召喚できます。先攻の手札は5枚からマナに1枚、クルトを1枚使って3枚。場にクルト1体、シールドは5枚のままです。
2ターン目にはクルトが攻撃できます。相手の場が空で、シールドを割っても状況が変わらない条件なら、相手のシールドを5枚から4枚へ減らせます。パワー500でも、ブロックされずにプレイヤーへ通れば1枚を割れる。パワー4000のゴンタとの違いは、シールドを割る枚数より、バトルへの強さと出せるタイミングにあります。
一方、1ターン目に光を含む多色をマナへ置くと、そのマナはタップしています。クルトを持っていても出せません。手札の色を整えるために1ターン目を使うのか、小型を先に並べるのか。クルトを入れるなら、この初動を意識して単色の光を用意しておきたいところです。
メルニアは、ブロッカーを越える1000
腐敗電脳メルニアは水・闇の2マナ、パワー1000。ブロックされない能力とスレイヤーを持ちます。相手のシールドが0枚、こちらのメルニアが前のターンから場にいてアンタップ、ほかの妨害がなければ、相手にギガがいてもプレイヤーへの攻撃をブロックできません。
ただし、相手クリーチャーから攻撃されないわけではありません。メルニアがタップした状態でボーグ2000に攻撃されると、バトルではメルニアが負けます。その後にスレイヤーでボーグも破壊されます。両方が墓地へ行っても、メルニアがバトルに勝ったことにはなりません。
メルニアはリキッド・ピープルでもあるので、クリスタル・ランサーの進化元にできます。ただし、進化元のスレイヤーがランサーへ引き継がれるわけではありません。多色の小型と進化を組み合わせるときは、場に出した後も能力を混ぜずに読みたいところです。多色カードの使い分けも合わせてご覧ください。
メルニアの個別解説では、メルニア2体とボーグとの組み合わせを比較し、最後のシールドからダイレクトアタックまでを追っています。ザガーンとのバトルで、スレイヤーが働く順番も表で確認できます。
ウインドアックスで守りを外し、マナも増やす
無頼勇騎ウインドアックスは火・自然の5マナ、パワー2000。登場時に相手のブロッカー1体を破壊し、自分の山札の一番上をマナへ置きます。相手の最後のシールドが1枚、場にはギガ1体。こちらには攻撃できる古いボーグが2体いる例で考えます。
先にウインドアックスを出してギガを破壊できれば、ボーグAで最後の1枚、ボーグBでダイレクトアタックという道が開きます。シールドからの妨害などがない場合の話ですが、召喚したウインドアックス自身が攻撃できなくても、登場時の能力が仲間の2回の攻撃を助けています。
5マナを使い切って召喚し、山札から増えた1枚が単色なら、その1枚は使えるマナになります。多色でタップして置くカードなら、そのターンには使えません。どちらもマナの枚数は5枚から6枚になりますが、すぐ使える数は同じではない。この違いは、次にブレイズ・クローなどを出せるか考えるときにも関わります。
大きなブロッカーを壊す場面や、青銅の鎧から5ターン目の7マナへつなぐ動きは、ウインドアックスの除去とマナ加速で詳しく解説しています。山札から入るのが単色か多色かで、使える残りマナも変わります。
スカイソードは、マナとシールドへ1枚ずつ
無頼聖者スカイソードは光・自然の5マナ、パワー2000。山札の上の1枚をマナへ、その次の1枚を裏向きでシールドへ加えます。手札から好きなカードをシールドに仕込むホーリー・メールとは違い、山札の順番に従います。
自分のシールドが0枚なら1枚に増えます。相手の攻撃役がボーグ1体だけで、増えたシールドを通常どおり割られるなら、その1回はシールドを失って終わりです。ただし、スカイソードはブロッカーではありません。ボーグが2体いるなら、1体目がシールドを割り、2体目がプレイヤーへ通る可能性は残ります。場に2000が立っていることと、攻撃を止められることは別です。
スカイソードで増やした盾と攻撃回数では、ボーグ1体・2体、ボルメテウスのW・ブレイカーで結果がどう変わるかを比較しています。ゲートで出し直す7マナの動きも、手札枚数と一緒に追えます。
ボルバルザークの追加ターンには、期限がある
無双竜機ボルバルザークは火・自然の7マナ、パワー6000。登場時にほかのパワー6000のクリーチャーをすべて破壊し、そのターンの後に自分の追加ターンを行います。ただし、その追加ターンの終わりに自分が負けます。スピードアタッカーとW・ブレイカーを持つため、登場したターンから攻められます。
「6000以下」ではなく、ちょうど6000なのも大事です。パワー7000のボルメテウス・ホワイト・ドラゴンまで一緒に破壊する能力ではありません。また、自分のほかの6000も巻き込みます。追加ターンをもらった後、攻撃する仲間が何体残るかまで見て、出すタイミングを決めましょう。
詳しい攻撃順と追加ターンの注意点はボルバルザークの個別記事へ。収録されていることと、特定の日付の大会で使用できることは別なので、歴史上のデッキを再現するときは大会時点の制限も確認します。
120枚の中から、自分のデッキの役を探す
DM-10は大きな多色だけでなく、クルトのような軽い単色、メルニアの突破力、ウインドアックスの支援など、役割を並べて見ると面白い弾です。下の一覧は各カードの公式情報へつながっています。カード名を思い出したら、番号と文明、種族まで見比べてみてください。
古いカードの整理では、同名の別収録版や傷・折れも確認しておくと、相談時に伝えやすくなります。買取の流れを読んで、査定フォームからご相談ください。前の弾はDM-09、ほかの時代を探すなら弾別一覧へ。次の1枚をマナに置く前に、そのカードをいつ使いたいか、もう一度だけ考えてみましょう。
DM-10 全120種の収録カード一覧
カード名を押すと公式カード情報を開きます。番号はDM-10版の表記に対応しています。



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