昔のデュエマの束をめくっていると、クリーチャーでも呪文でもない武器のカードが出てきます。クロスギアです。お気に入りの1体に持たせて強くする。発想は分かりやすいのに、いざ遊び直すと「出すときに払ったのに、付けるときも払うの?」となりがちです。
このページでは、2005年に登場したクロスギアから、2009年の大きな剣までを例に、カードの見分け方と使い方を整理します。昔のデッキを思い出したい方も、手元のカードを査定に出す前に確かめたい方も、まずはカードの種類と番号から見ていきましょう。
クロスギアは2005年の転生編から
デュエル・マスターズ公式20周年年表では、2005年6月のDM-14「転生編 第1弾」で新しいカードタイプとして登場したことが紹介されています。2002年の第1弾だけで遊ぶカードプールには入っていません。どちらも懐かしい旧枠でも、登場時期は違います。
確認する場所は、カード名だけではなくカードの種類欄です。そこに「クロスギア」と書かれているかを見ます。名前に「クロス」が入っているクリーチャーもいるため、名前だけで分類すると混ざります。下で紹介するボルベルグ・クロス・ドラゴンは、その代表例です。
シャイニング・ディフェンスで基本を覚える

シャイニング・ディフェンスは光文明、コスト1、アンコモンのクロスギアです。クロスしたクリーチャーのパワーを1500上げ、ブロッカーを与えます。光のクリーチャーにしか付けられないという指定はないので、火の不死身男爵ボーグに持たせることもできます。
ボーグは元のパワーが2000。これをクロスすると3500のブロッカーになります。カードを場に出しただけでは、まだボーグのパワーは2000のまま。クロスして初めて、この強化が働きます。机に盾を置くところと、誰かに盾を持たせるところを分けて考えると分かりやすいですね。
ジェネレート1マナ、クロスでもう1マナ
クロスギアを手札からコストを払って場に出すことをジェネレートと呼びます。場のクロスギアをクリーチャーに付けることがクロスです。通常の使い方では、クロスするときにも、そのクロスギアのコストをもう一度支払います。公式のクロスギアQ&Aで両方の手順が説明されています。
自分の場にはボーグが1体。マナは光2枚で両方アンタップ、手札はディフェンスを含む4枚とします。1マナでディフェンスをジェネレートすると手札は3枚。さらに1マナでボーグにクロスします。この2回目の支払いでは、新しく手札からカードを使っていないので手札は3枚のままです。
| 手順 | 手札 | 使えるマナ |
|---|---|---|
| 開始時 | 4枚 | 光2枚 |
| 1マナで場に出す | 3枚 | 光1枚 |
| 1マナでボーグに付ける | 3枚 | 0枚 |
場にはボーグ1体と、それにクロスしたディフェンス1枚が残ります。合計で2マナ払いましたが、カードを2枚手札から使ったわけではありません。逆に、光マナが1枚しか使えないなら、そのターンはジェネレートまでにして、クロスを次のターンへ回すこともできます。
1ターン目は武器だけ、2ターン目にボーグ
先攻、最初の手札5枚、先攻1ターン目は引かない条件で考えます。1ターン目に光のカードをマナへ置き、残り4枚からディフェンスをジェネレート。手札は3枚になり、場には装備する相手のいないクロスギアだけが残ります。クリーチャーがいなくても、先に置いておけるわけです。
2ターン目は1枚引いて4枚、火のカードをマナへ置いて3枚。光と火の2マナでボーグを召喚すると手札2枚です。このターンはマナを使い切ったので、まだクロスできません。3ターン目にアンタップした光マナを使えば、ディフェンスをボーグにクロスできます。
1マナの装備でも、クリーチャーを用意する費用と同じターンに払えるかを考える必要があります。ここで示したのは条件を決めた手動の例で、大会の定番手順という意味ではありません。相手がどんどん並べてくるなら、武器だけ置いた1ターン目の重さも見直したくなります。
3500のボーグは、何回守れる?
ディフェンスを付けたボーグがアンタップしていて、相手の2000のボーグがこちらのプレイヤーを攻撃したとします。ブロックすれば、こちらのボーグはタップし、3500対2000のバトルで相手のボーグだけが破壊されます。この攻撃ではシールドは減りません。
しかし、その後に相手の2体目が攻撃してきたら、通常は同じボーグでもう一度ブロックできません。いまタップしたからです。パワーが上がったことと、何回も守れることは別。また自分のターンにボーグで攻撃してタップしたままなら、続く相手ターンには通常ブロックできません。攻めるか、立てて残すかの判断が生まれます。
もともとブロッカーのラ・ウラ・ギガに付けても、ブロッカーを二重に得たから2回守れるわけではありません。ギガならパワー2000が3500になる部分が働きます。装備先を選ぶときは、どの能力が新しく増え、どこは変わらないのかを読むと無駄が減ります。
クリーチャーが戻されても、装備は場に残る
クロス中のボーグがスパイラル・ゲートで手札へ戻された場合、ディフェンスはボーグから離れて場に残ります。ボーグと一緒に手札へ帰るわけではありません。デーモン・ハンドでボーグを破壊された場合も、装備まで一緒に墓地へ行くという処理ではありません。
装備が残るのはうれしい点ですが、次のクリーチャーに自動で付くわけではありません。通常はあらためてクロスの費用を払います。場に武器だけ残ったら、誰に持たせるか、その費用をいつ払えるかを考え直すことになります。武器を残して使い回せることと、毎回無料で強化できることを混同しないようにしましょう。
ボルベルグはクロスギアではなく、装備する側

ボルベルグ・クロス・ドラゴンは火の8マナ、パワー7000のアーマード・ドラゴン。スピードアタッカーとW・ブレイカーを持ち、自分の場にあるクロスギアをコストなしで自身にクロスできます。先に用意した装備をまとめて持たせる姿は、いかにも転生編の大物です。
無料にできるのは、場にあるクロスギアをこのドラゴンへクロスする費用です。手札の装備を無料でジェネレートする能力ではありません。たとえば手札のディフェンスまで使いたいなら、その1マナを別に用意する必要があります。コッコ・ルピアによるドラゴンの召喚コスト軽減も、クロスギアのジェネレート費用まで減らすものではありません。
2009年のTHE FINALは、まず10マナの剣

2009年3月のDM-31に収録された超銀河剣 THE FINALは、闇のコスト10、種族サムライのクロスギアです。クロスしたクリーチャーを12000強化し、攻撃時にはその攻撃の終わりまでG・ブレイカーを与えることを選べます。ディフェンスとは桁の違う、豪快な装備です。
通常の費用なら、ジェネレートに10マナ、クロスにもう10マナが必要です。10マナ用意しただけで手札から場に出して装備まで終わるわけではありません。ボルベルグならクロス費用を省けますが、剣を場へ出す準備は別に必要です。攻撃が通った後のシールドの動きや、装備までの手順はTHE FINALの詳しい解説へどうぞ。
査定前はカード名・番号・表裏の状態を確認
クロスギアを整理するときは、カード名、収録番号、表面と裏面の状態が分かるようにすると確認しやすくなります。同じ名前の別の版が混ざる場合もあるので、絵だけでまとめず、番号も見ておきましょう。価格はカード名だけでは決められないため、このページでは一律の金額を提示していません。
束の中には、装備するクリーチャーやサポートの呪文も残っているかもしれません。昔のデュエマ辞典から関連カードを読み返し、手元に残したい分を先に分けるのもよい方法です。査定をご希望のカードは、下のバナーから名前や写真を添えてご相談ください。発送する際の保護方法は梱包・発送ガイドにまとめています。



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