聖鎧亜クイーン・アルカディアスは何を止める?旧枠の進化とS・トリガー

平成コレクション

聖鎧亜クイーン・アルカディアス / DM-27

その呪文、唱えられる?
女王が変える盾の攻防。

多色の進化元から、9000の女王へ。
止まる呪文と、残る反撃を見分ける。

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盾からデーモン・ハンドが出た。いつもなら切り札を守れるはずなのに、今回は唱えられない。聖鎧亜クイーン・アルカディアスが場にいると、相手の単色呪文は出番を失います。大きな9000の後ろに、もうひとつの圧力を持つ進化クリーチャーです。

ただし「トリガーは全部止まる」と覚えると危険です。呪文かクリーチャーか、多色かどうかで答えが変わります。DM-27の旧枠版を使い、進化元の準備から盾を攻撃した後まで追ってみましょう。

聖鎧亜クイーン・アルカディアス DM-27 5/55
公式カード情報・画像出典:聖鎧亜クイーン・アルカディアス

クインではなく、クイーン。進化元は多色1体

以前の当サイトでは「クイン」と表記していました。正式名称は聖鎧亜クイーン・アルカディアスです。DM-27では光と闇の多色、コスト6、パワー9000のベリーレア。種族はロスト・クルセイダーとエンジェル・コマンドで、W・ブレイカーを持ちます。

進化元は自分の多色クリーチャー1体です。エンジェル・コマンドだから、その種族を持つ仲間なら何でもよい、という条件ではありません。光単色の浄化の精霊ウルスなどは、そのままでは条件を満たしません。

逆に多色なら、進化元が光・闇である必要はありません。水・闇の腐敗電脳メルニアも多色なので候補にできます。ただし、進化元にできることと、クイーンの召喚に必要な光・闇のマナを払えることは別に確認します。

メルニアから進化するなら、そのターンに何マナ使う?

以下はDM-27までのカードを使った手動の検討例です。ほかのコスト変更や行動制限はないものとします。自分の場にすでにメルニアがいて、光と闇を含む6マナが使えるなら、6マナでクイーンを重ねられます。

場が空の場合は、メルニアの2マナも必要です。水・闇を払ってメルニアを召喚し、残りから光・闇を含む6マナを払ってクイーンへ。合計8マナを使い、それぞれの支払いで必要な文明を満たすようにします。

開始時の場 そのターンの支払い 手札3枚から使った後
メルニアがすでにいる クイーンに6マナ 2枚。場には進化後の1体
場が空 メルニア2+クイーン6=8マナ 1枚。場には重なった1体

進化クリーチャーなので、通常は出したターンでも攻撃できます。ただし進化元がタップしていれば、その状態を引き継ぎます。メルニアで先に攻撃し、その後に進化してもう一度攻撃、とは通常できません。進化の向きは旧枠の進化ガイドでも比較しています。

腐敗電脳メルニア DM-10 64/110
公式カード情報・画像出典:腐敗電脳メルニア

進化元の「ブロックされない」は引き継がない

メルニアはブロックされない能力とスレイヤーを持ちます。しかし、クイーンの下に重ねた後、その2つをクイーンへ足すわけではありません。通常は進化後のクイーンの能力を使います。

例えば相手にラ・ウラ・ギガがいれば、クイーンの盾への攻撃をブロックできます。9000のクイーンが2000のギガに通常勝っても、その攻撃で盾は割りません。メルニアだった時は通れた壁が、進化後には進路をふさぐことがあります。

進化によってパワーと呪文を止める能力を得る代わりに、元の役割をそのまま全部持ち越せるわけではありません。どの多色クリーチャーを進化元にするかは、残しておきたい攻撃役との比較でもあります。

単色呪文は、手札からも盾からも唱えられない

クイーンが制限するのは相手です。相手は多色ではない呪文を唱えられません。闇単色のデーモン・ハンド、水単色のスパイラル・ゲート、光単色のホーリー・スパークはいずれも該当します。

相手のマナが十分にあっても、この禁止はなくなりません。また、S・トリガーでコストを払わずに唱えようとする場合も同じです。無料であることは、唱えることを禁止する効果を乗り越える理由にはなりません。

クイーンとS・トリガーについての公式旧Q&Aでも、多色の呪文なら使えることが示されています。言い換えると、S・トリガーという種類を丸ごと禁止しているわけではありません。

盾は手札へ来る。焼却とは違う

自分のクイーンが相手の盾5枚を攻撃し、通常の2枚ブレイクが通った例です。相手の盾は3枚へ減り、ブレイクされた2枚は手札に加わります。相手の手札が2枚だったなら、使うカードがなければ4枚になります。

その2枚がハンドとスパークだった場合、クイーンが場にいる間は、その単色呪文をS・トリガーで唱えられません。それでもカード自体が墓地へ送られるのではなく、手札には加わります。

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンの盾焼却とは、ここが違います。クイーンが後で場から離れれば、相手は手札に残った単色呪文を、通常のタイミングとコストで使えるようになります。今止めていることと、そのカードを永久に失わせたことは同じではありません。

サーファーは呪文ではないので出てくる

相手の盾からアクア・サーファーが出たらどうでしょう。サーファーは水単色ですが、クリーチャーです。クイーンの能力は単色クリーチャーの召喚を禁止しないため、通常はS・トリガーで出せます。

その登場時能力でクイーンを手札へ戻せば、場からクイーンがいなくなり、呪文への制限もなくなります。大事な切り札を安全に通したつもりが、波にさらわれる場面です。単色だから全部止まる、と見ると、この反撃を見落とします。

また、相手が魔刻の斬将オルゼキアを召喚することも、この効果だけでは止められません。相手がクリーチャーの登場時能力で場を崩す手段を持っているなら、呪文を止めた後にも行動の余地が残ります。

多色呪文なら使える。ただし対象条件は別

光・水の魂と記憶の盾は多色呪文なので、クイーンの効果だけでは唱えることを禁止されません。しかし、この呪文が選べるのは進化ではないクリーチャーです。進化クリーチャーであるクイーン自身は選べません。

つまり「唱えられる」と「このクイーンを除去できる」は別問題です。ほかに条件を満たす非進化クリーチャーがいれば、それを盾にする使い方はあります。多色のカードを見つけた時も、そこから能力の対象まで読みます。

一方、自分がクイーンを出している側なら、そのクイーンは自分の単色呪文を止めません。自分のハンドで相手のブロッカーを処理してから攻撃することも、必要なマナなどの条件を満たせばできます。どちらのプレイヤーが制限されているかを確認します。

6枚目のマナに多色を置くと、その場では5マナ

クイーンはマナゾーンへタップして置くカードです。すでにアンタップしたマナが5枚あり、6枚目として手札のクイーンをチャージした場合、マナの総数は6枚になりますが、通常その時点で使えるのは元の5枚です。

手札にもう1枚のクイーンがあり、場に進化元もいる。それでもそのターンに6マナを払えないことがあります。6ターン目に進化する予定なら、直前のチャージがすぐ使えるかまで考えます。多色を多く入れて進化元を確保すると、このマナの置き順も大切になります。

止める範囲を知ると、次の攻撃を選べる

クイーンの面白さは、相手の手札を全部消すのではなく、使える札の範囲を変えるところです。相手の単色呪文が止まっても、ブロッカー、多色呪文、クリーチャーの登場時能力は別に考えます。9000を出した後こそ、相手に残った手段を数えましょう。

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