オルゼキアは自分自身を破壊する?旧枠DM-25の選び方と7マナへの準備

平成コレクション

魔刻の斬将オルゼキア / DM-25

その2体、
選ぶのは相手。

自分の1体を破壊し、相手に2体を迫る。
7マナの悪魔を場に残すための準備。

残るクリーチャーを考える →

7マナ払って、オルゼキア登場。ところが自分の場には、ほかに誰もいない。「では、君から墓地へ」。せっかく出した主役が、その場で退場することがあります。初めて見ると驚きますが、これは能力を読み違えた冗談ではありません。

魔刻の斬将オルゼキアは、自分の1体を破壊し、その後で相手に2体を破壊させるクリーチャーです。大切なのは、何体減るかだけでなく、誰が選ぶか。そして、終わったときに何が残るか。手札、マナ、場、墓地を分けて見ていきましょう。

DM-25のオルゼキア。先に自分、その後に相手

魔刻の斬将オルゼキア DM-25 S1/S5
DM-25版の公式カード情報・画像

闇文明、コスト7、パワー6000のデーモン・コマンド。DM-25「極神編 第2弾 人造神の創造」に収録されたスーパーレアで、W・ブレイカーを持っています。進化クリーチャーではないため、進化元を用意して重ねるカードではありません。

場へ出たときの能力では、まず自分のクリーチャーを1体破壊します。その後、相手が相手自身のクリーチャーを2体選び、破壊します。こちらが相手の好きな2体を指名できるわけではありません。

つまり、オルゼキアを使う側は自分のどの1体を失うかを決め、使われた側は自分のどの2体を失うかを決めます。選ぶ権利が両側に分かれているので、「あの切り札を確実に倒せる」とは、相手の場を見ずに言えないのです。

自分の場が空でも出せる。でも、自分自身が残らない

自分の場が空で、闇を含む7マナを使える。手札3枚のうち1枚がオルゼキア。ここから通常召喚すると、手札は2枚になり、いったん場にオルゼキアが出ます。

続いて自分の1体を破壊する段階です。他に自分のクリーチャーがいないので、出たばかりのオルゼキア自身を破壊します。その後で、相手は自身のクリーチャーを2体選んで破壊します。オルゼキアが場を離れたから、後半の処理まで消えてしまうわけではありません。

この動きは、公式Q&Aでも確認できます。「ほかにいないから、自分の破壊は省略」にはなりません。場へ出した本人が、すでに選べる自分のクリーチャーだからです。

相手の場が通常のクリーチャー2体だけで、破壊を置き換える能力などもなければ、処理後はお互いの場が空になります。自分の墓地にはオルゼキアが1枚、相手の墓地には選ばれた2枚が増える。7マナで相手の攻撃役を消せても、こちらの6000が残る場面とは結果が違います。

青銅の鎧を残しておくと、主役が交代する

青銅の鎧 DM-01 106/110
青銅の鎧の公式カード情報

今度は、自分の場に青銅の鎧が1体いる状態から、オルゼキアを出します。自分の場は一度2体になり、破壊する1体として青銅の鎧を選べます。その後の処理が終われば、オルゼキアは場に残ります。

青銅の鎧は、登場時に山札からマナを増やす仕事をしています。後から青銅の鎧が墓地へ行っても、そのとき増やしたマナが一緒に消えるわけではありません。序盤は大物を出すための準備、後半はオルゼキアを残すための1体。小型が二つの場面で働きます。

ただし、青銅の鎧を何でも犠牲にすればよいわけではありません。その1000が最後の攻撃役になるなら、失う意味は変わります。ほかに残したい能力のあるクリーチャーがいる場合も同じです。「もう仕事をしたから」と片付ける前に、今のターンに攻撃できる頭数を数えておきます。

ライフ、青銅、オルゼキア。何ターン目に7マナ?

DM-25までのカードを使い、自然と闇を含むデッキの動きを検討します。自分が先攻、初期手札5枚、1ターン目のドローなし。毎ターン手札から1枚をマナへ置き、2ターン目にフェアリー・ライフ、3ターン目に青銅の鎧を使います。必要な文明は確保でき、相手の妨害やシールドのブレイクは起きない条件です。

自分のターン 行動 マナ枚数 終了時の手札
1 1枚をマナへ 1 4枚
2 ドロー、マナ置き、ライフで1枚加速 3 3枚
3 ドロー、マナ置き、青銅で1枚加速 5 2枚
4 ドロー、マナ置き。他のカードは使わない 6 2枚
5 ドロー、マナ置き、オルゼキア召喚 7 1枚

この手順で7マナになるのは5ターン目です。3ターン目に5マナあっても、次のマナ置きだけでは6マナ。「加速を2回したから、もう出せるはず」と急ぎたくなるところですが、1枚ずつ数えると到着するターンが分かります。

5ターン目に青銅の鎧を破壊すれば、場にはオルゼキアが残り、墓地には先に使ったライフと青銅の鎧があります。マナは7枚のままで、支払いに使った7枚はタップしています。手札は1枚なので、相手の反撃を受けた後の選択肢は多くありません。大物に届いたことと、その後も息切れしないことは別に考えます。序盤の計算はフェアリー・ライフの解説とも読み比べられます。

相手に3体いると、大物が残ることがある

相手の場にボルメテウス・ホワイト・ドラゴン、ボーグ、ブレイズ・クローの3体がいるとします。ほかの能力が処理に影響しない条件で、こちらがオルゼキアの登場時能力を使います。

相手は、自分のボーグとブレイズを選んで破壊し、ボルメテウスを残すことができます。こちらが「ドラゴンと、そっちの小型を」と指定することはできません。3体から2体減ったのに、いちばん残してほしくなかった相手がまだいる。オルゼキアの相手をする側にも、ここでは選ぶ余地があります。

逆に、相手がボルメテウスとボーグの2体だけなら、通常の破壊を受けるこの2体を残し分ける余地はありません。相手が何体並べているかで、狙いたいカードまで届くかが変わります。

特定の1体をこちらから選びたい場面なら、デーモン・ハンドのようなカードとは仕事が異なります。倒す枚数だけで比べず、選ぶのがどちらかを見る。この違いを意識すると、「2体破壊」の印象も少し変わるはずです。

小型を先に減らしてから、2体を迫る

先ほどの相手の3体から、何らかの方法で先に小型1体を除ければ、オルゼキアで残る2体に迫れる場合があります。ただし、そのためのカードとマナが追加で必要です。7マナ全部をオルゼキアに使うターンなら、同じターンに別の除去を使う支払いが残るとは限りません。

一つ前のターンに小型を減らすなら、その間に相手が新たなクリーチャーを出す可能性もあります。だから「先に1体、次に2体」で必ず予定どおりというわけではない。使う側は残りのマナと相手の再展開を見て、相手側は大物の横に何を残すかを考えます。

場に置いてある小型が、破壊の選択肢として大物を守ることもある。小さなカードを並べる価値は、攻撃回数だけではありません。2マナの不死身男爵ボーグが、大きなドラゴンの隣で思いがけない役目を持つ場面です。

6000が残っても、そのターンに2枚割るわけではない

青銅の鎧などを破壊してオルゼキアが残れば、パワー6000のW・ブレイカーを場に用意できます。ただし、通常召喚したそのターンは召喚酔いで攻撃できません。登場時の破壊と、その後の攻撃は別の段階です。

相手の場を減らして次のターンを迎えられれば、オルゼキアの攻撃がシールドを2枚ブレイクする可能性があります。一方、相手がスパイラル・ゲートで手札へ戻すなど、攻撃する前に場から動かすかもしれません。戻されたオルゼキアを再び出すなら、通常はまた7マナと、登場後の自分の1体の破壊を考えることになります。

自分の場が再び空なら、出し直しても自分自身を破壊する形です。手札へ戻ったから損がなかった、とも言い切れません。カードは手元にあっても、もう一度6000を場に残せるかどうかには準備が要ります。

この悪魔を見つけたら、周りの小型も見てみよう

今回のオルゼキアの画像はDM-25のS1/S5です。同名の再録や、名前の似た別カードと混ぜず、収録番号やカードの形を確認してください。昔のデッキを見直すと、切り札そのものだけでなく、その前に置かれていた青銅の鎧の意味まで見えてきます。

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オルゼキアを手札から出す前に、自分の場を一度見る。そして相手の場も見る。誰が退場して、誰が次のターンに残るのか。7マナの悪魔を使う楽しさは、その顔ぶれを考えるところから始まります。

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