ザ・ストロング・スパイラルはいつ引ける?旧枠DM-33の6000条件と戻す順番

平成コレクション

ザ・ストロング・スパイラル / DM-33

その6000、
戻しても引ける?

2マナで戻す。その後の場を確認。
切り札の攻撃を通す、青い呪文の使い方。

ドローの条件を確かめる →

「大きいクリーチャーがいるから、戻して1枚ドロー」。そう言いながら、その大きいクリーチャー自身を手札へ戻したら、引けるのでしょうか。ザ・ストロング・スパイラルには、いかにも水文明らしい小さな落とし穴があります。

名前は強そう。でも必要なのは、勢いより順番です。どのクリーチャーを戻すか。その後、自分の場には何が残るか。2マナの呪文を使った後の盤面を、ボルメテウスやハルカスと一緒に追ってみましょう。

2009年のDM-33に登場した、2マナの呪文

ザ・ストロング・スパイラル DM-33 43/55
DM-33版の公式カード情報・画像

ザ・ストロング・スパイラルは、水文明のコスト2、コモンの呪文です。場のクリーチャー1体を持ち主の手札へ戻し、その後、自分の場にパワー6000以上のクリーチャーがいれば、カードを1枚引いてもよい能力を持っています。

収録はDM-33「神化編 第2弾 太陽の龍王」。公式年表では、2009年9月の発売と、ストロング呪文がここで登場したことを確認できます。第1弾からあるスパイラル・ゲートとは時代が違います。この記事の対戦例はDM-33までのカードを使う検討で、2002年の第1弾限定対戦ではありません。

戻す対象は相手のクリーチャーに限られません。自分のクリーチャーも選べます。また、パワー6000以上という条件は、戻す相手の大きさを制限するものではありません。後半で自分が引けるかどうかを見る条件です。

6000は合計しない。相手の大物でも足りない

自分にパワー6000のクリーチャーが1体いれば、後半の条件を満たせます。2000と4000が1体ずついるだけでは、合計6000だから引ける、とはなりません。6000以上のクリーチャーがいるかを見ます。

相手の場に大きなドラゴンがいても、自分の場に該当するクリーチャーがいなければ追加の1枚は引けません。相手の大物を戻せることと、自分が引けることは別々です。大きな相手をどかしただけでも役に立つ場面はありますが、手札の補充まで当然に付いてくるわけではありません。

ここでのパワーは、その場で実際に適用されているパワーです。能力で増減していれば、その影響も確認します。この記事の例では計算をはっきりさせるため、パワーを変える効果は働いていないものとします。

その6000を戻したら、もう場にはいない

自分の場に、パワー6000のボルメテウス・ホワイト・ドラゴンだけがいるとします。手札4枚のうち1枚がザ・ストロング・スパイラル。これを使い、自分のボルメテウスを手札へ戻します。

呪文を使って手札は3枚。ボルメテウスが戻って4枚。その後でドローの条件を確認しますが、自分の場にはもう6000以上のクリーチャーがいません。したがって、ここでは引けません。

この点は、ザ・ストロング・スパイラルの公式Q&Aにも載っています。効果を記載順に処理するため、自分の唯一の6000以上を戻すと、後半のドロー条件を満たせなくなるという裁定です。唱える前に見えていた大物の姿は、判定の予約券にはなりません。

逆に、6000以上のクリーチャーがもう1体残っていれば話は変わります。戻した後にも条件を満たす自分のクリーチャーがいるので、追加の1枚を引くことを選べます。「何を戻したか」の次に「何が残ったか」を見ると、混乱しにくくなります。

相手を戻すとき、自分を戻すときの手札

戻すクリーチャーは進化ではない1枚のカードとし、他の能力による手札の増減はないものとします。最初の自分の手札を4枚にそろえると、違いが見やすくなります。

選ぶ対象と残る場 自分の手札
相手の1体を戻す。自分の6000以上は残る 呪文で3枚、1枚引けば4枚
自分の唯一の6000以上を戻す 呪文で3枚、戻って4枚。追加ドローなし
自分の小型を戻す。別の6000以上は残る 呪文で3枚、戻って4枚、1枚引けば5枚

3行目は手札が1枚増えていますが、自分の場からも1体いなくなっています。手札だけを見て「一番得」と決める前に、その小型を今の攻撃や守りに使いたかったかを考えます。戻すという動作は、カードを失うこととは違う一方、場にいた戦力をいったん引き上げることでもあります。

相手のクリーチャーを戻した場合、相手の手札は通常1枚増えます。次のターン以降に出し直される可能性も残ります。今作った隙を攻撃に使うのか、次の準備に使うのかまで決めておくと、単に盤面を往復させるだけになりにくいでしょう。

ボルメテウスの前から、1体をどかす

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン DM-06 S8/S10
ボルメテウスの公式カード情報。パワー6000は、この呪文の条件にも届きます。

ここは勝ち方を考えるための架空の盤面です。自分の場には、どちらもこのターン攻撃できるボルメテウスとアクア・ハルカス。相手はシールド2枚、アンタップしたラ・ウラ・ギガ1体。ほかのクリーチャーや防御手段、割り込む能力はない条件にします。自分は水を含む2マナを使え、手札4枚にこの呪文を持っています。

先にザ・ストロング・スパイラルでラ・ウラ・ギガを戻します。自分の手札は3枚になり、ボルメテウスが場に残っているので1枚引けば4枚。相手のブロッカーはいなくなりました。

続いてボルメテウスでプレイヤーへ攻撃します。W・ブレイカーで2枚をブレイクするところ、その能力によってシールドは手札へ加わるかわりに墓地へ置かれます。この2枚のS・トリガーは使われず、相手のシールドは0枚になります。その後、ハルカスのプレイヤーへの攻撃が通れば勝ちです。

先にボルメテウスで攻撃していたら、ラ・ウラ・ギガにブロックされるとバトルになります。ボルメテウスは勝っても、その攻撃でシールドは減りません。強いクリーチャーがバトルに勝つことと、そのターンに相手を倒し切ることは違うのです。わずか2マナの呪文が、切り札の攻撃先を変える。その仕事は、カードの派手さだけでは測れません。

ハルカスを戻して、出し直すなら

同じ戻す効果を、自分の補充に使う場面もあります。自分にボルメテウスとアクア・ハルカスがいて、使用可能なマナが5枚、そのうち水が2枚以上あるとします。

まず2マナでハルカスを手札へ戻します。ボルメテウスは残るので、この呪文で1枚引けます。次に残り3マナでハルカスを出し直し、その登場時の能力でも1枚引くことを選べます。最初が手札4枚なら、呪文を使って3、ハルカスが戻って4、ドローで5、ハルカスを使って4、登場時のドローで5枚です。

終わると場の顔ぶれは元の2体で、手札は1枚増えています。ただし、出し直したハルカスは通常の召喚酔いで、そのターンは攻撃できません。先ほどの勝ちに行く場面で同じことをすると、最後の攻撃役を自分で休ませることになります。補充するか、今攻めるか。使い道が二つあるからこそ、欲しい結果を先に選びます。

スパイラル・ゲートとは、盾から出たときが違う

スパイラル・ゲートも水の2マナで、クリーチャー1体を手札へ戻す呪文です。ただし、第1弾のゲートにはS・トリガーがあり、ザ・ストロング・スパイラルにはありません。追加ドローがあるから、すべての場面で強くなったカード、と考えると大事な違いを落とします。

シールドから手札へ加わったザ・ストロング・スパイラルを、その名前の似た呪文と同じように無料で使うことはできません。手札から攻撃の準備に使いたいのか、シールドに埋まったときの守りも欲しいのか。デッキの役目によって比べるところが変わります。

青いコモンにも、切り札を通す役目がある

今回の画像はDM-33の43/55です。名前が同じ再録でも版は異なるため、手元のカードは番号やイラストを確認してみてください。昔の水の呪文を整理していると、戻す、引く、戻してから引く、と少しずつ違う仕事が見つかります。

売却を考えている方は、表裏や角の状態、折れなども分かるようにして、買取の流れをご確認ください。査定額は現物や条件によって変わるため、未確認の相場や需要の伸びをこの記事で断定することはしていません。相談は無料査定フォームで受け付けています。

カード同士のつながりを読みたい方は昔のデュエマ辞典へ。ザ・ストロング・スパイラルを使うときは、戻すカードを指した後、残る自分の場もひと目。大物が去った席を見ながら、引けるはずの1枚を探さずに済みます。

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